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きみとぼくが壊した世界 西尾維新

2008年09月23日 20:43

下から読んでもNISIOISIN(西尾維新)氏の世界系3冊目。
シリーズの折り返しだそうで。

シリーズ通しての謎解き役・病院坂黒猫嬢が高校の卒業祝いに愛すべき友人・櫃内様刻と共にロンドン旅行する話。

いつもは無茶な問題を用意して力技で解決する著者の作風ですが、今回も同じ。
"ない"問題は"解けない"ので、違うとも言えるけど。

主軸は「呪いの小説」について。
こいつにまつわる話が1回転2回転どころじゃない転がり様を見せて最後には磨耗しすぎてなくなっちゃった感じ。
まあ、こんな主軸どうでもいいや。
真のメインディッシュは3つ。

1.説明不要、シャーロック・ホームズ博物館
2.人形屋敷のマダム・タッソー館
3.大英博物館のロゼッタ・ストーン
  (ここだけピンポイント)

従業員もドン引きとはまさにこのことだ。

前2作よりも化物語のノリに近かった。趣味丸出しの掛け合い漫才。そのせいで病院坂黒猫は作者が性格忘れたのかと思ってしまった。変わりすぎだろ、これ。
あと、もう出ないだろうと思っていた串中弔士が再登場。本物中の本物は、今回も相変わらず女装少年でありました。姉の形見いつまで着てんだこいつ。
櫃内様刻は変わらないと思ったけど、読み返すと普通におかしいからな、この人も。

この著者は実験的というよりも挑戦的というか、挑発的な作風なので、読んだ感想が分かれると思う。
許せる、まあ大丈夫、許せない。
本作についての自分の感想は、「まあ大丈夫」。好きな著者の作品でもあるし、今後続巻出れば買い続けます。
しかし、前2作でもついていけなかった人にはちょっと、きついかも。
過激に言えば「ふざけんな!」。
ここでもその後激怒する人と大笑いする人に分かれるんだろうけど。

気が向いた時に気軽に読める作品でした。
前2作を楽しく読めて化物語も面白かったって人にお勧め。
もちろん、西尾維新好きには無条件でお勧め。





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