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「漫画版ドリフターズ。ツッコミどころは満載です」 大奥チャカポン! 全2巻 まいたけ

2010年12月04日 21:17

大奥チャカポン_1大奥チャカポン_2

将軍の世継ぎを生み育てるための男子禁制の乙女の園。
――が、何の因果か400年も続き、未だ日本は戦国時代の風俗が続く。
そんな中、何故か「打倒将軍」を誓う異国の少女が奥入りし、今まで一番の新人女中であったたまは彼女に振り回され続けるのであった。

江戸風俗の残る現代の世のチャカポン喜劇「大奥チャカポン!」全2巻の感想です。

一話に一回大奥のウソ用語解説が入る大奥のなんちゃってマニュアルです。
タイトルの「ちゃかぽん」とは、江戸末期である安政5年(1858年)大老に就任した井伊直弼のあだ名。彼が「茶道:ちゃ」、「和歌:か」、「能楽:ぽん」に秀でていた事からつけられた名前ですが、その辺のお堅い作法は本作には一切出てきません

また、作者様ホームページ「きのこなべ避難所」にて毎回次回のウソ予告がイラストと共に公開されていました。その辺は単行本未収録ですので、興味のある方はリンク先をクリックしてご覧ください。


以下、感想です。
黒船来航後も鎖国政策を続けた日本。
徳川の時代は400年以上も続き、将軍の妻や女中達の暮らす御殿「大奥」もまた残っていた。

ところが大奥の女中達は一癖も二癖もある個性的な面々ばかり。一番の新人であるたまは周囲の人間に振り回され苦労していた。
そこへ新たに新人女中が入るという事で喜んでいたたまだが、やってきたのは何故か金髪碧眼の少女。彼女の名前はソラ・ニャンダー。打倒将軍を果たすため、単身大奥へと潜入してきた少女。
突発的で行動がブレまくりのソラを世話する事となり、たまはますます周囲に振り回されるのであった。

そういう話。


 全ての話を要約すると
 大奥とは将軍家の血を絶やさぬよう
 江戸城で個性豊かな女の子達がバトルをし
 将軍から逃げ回りつつ
 花嫁修業として女同士でイチャイチャする極楽浄土デスね


ちなみにタイトルのチャカポンについて、その意味は前述の通りなのですが、本作ではその語感から「フリーダムなドタバタ騒ぎ」みたいな意味で使われているみたいです。たぶん。

本作のウリは、堂々と公開される間違った大奥文化と、ソラによってもたらされるどこかねじ曲がった異国文化の融合です。我々の持つ現代文化との違いにプッと吹き出すギャグ仕様。所々にマニアックなネタ(「キャプテン翼」とか)も入っているのでオタク心を刺激されます。

また、主人公のたまは外見的に目立つソラと対照的な地味子なのですが、作中ほぼ唯一のツッコミキャラという事でその存在感を誇示しているところが魅力の一つでもあります。
ボケの集団を一人でツッコミ倒す無双状態。意外と肉体派でプロレス技でツッコんだりもしちゃいます。

読んでいると良くできたコントを見ている気分になります。
集団で披露するドリフコント。
起承転結が上手く繋がっていますし、最後のウソ用語解説が絶妙な締めとなっています。


全2巻という事で、結構早く終わりましたね。正直もうちょっと続くのだと思っていました。
終盤になると暴露キャラが登場し急ぎ足で背景説明やらネタばらしやらが行われ、「アレ、番組打ち切り?」とスペースチャンネル5のディレクターのような感想を持ってしまいましたが、実際のところどうなのでしょう。
好んで読んでいただけに残念です。もっと読みたかった。

というわけでまいたけ先生の次回作に期待しております。




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