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「少年よ、大志を抱け。長いものに巻かれすぎだ」 ブロッケンブラッド Ⅰ~Ⅴ 塩野干支郎

2010年10月18日 22:41

ブロッケンブラッド_Ⅰブロッケンブラッド_5

 女優としても活躍する大人気現役女子中学生アイドル
 ノイシュヴァンシュタイン桜子
 その正体が……
 悪の錬金術師と戦う"ブロッケンの血族"の男子高校生……
 守流津健一である事を知る者は少ない


女装を強要され叔母のおもちゃ兼金儲けの道具にされている男の娘の物語「ブロッケンブラッド」シーズンⅠ~Ⅴの感想です。

あざとい設定をこれでもかと詰め込んだ上でぶち壊すギャグマンガであり、最初の読み切りが2004年掲載ですので結構長いこと続いている長寿作です。
また、1巻がシーズンⅠという数え方で、シーズン毎に1巻完結という珍しい扱いの作品です。

男の娘で変身魔女っ娘モノで主人公の声が釘宮理恵というどこの層をターゲットにしているか丸わかりの本作ですが、読んでみると主人公のシャウト系ツッコミのキレの良さが癖になるまっとうなギャグマンガです。

以下、感想です。
17世紀ドイツの錬金術師であるヨーハン・シュルツは宇宙の真理を解明するため魔女研究に没頭するが、留学先のイタリアで「未だに魔女なんて」と嗤われた絶望から、自分の手で魔女を創ることを決意する。
その研究成果を自らの血液に与えたまでは良かったが、その力を悪用せんとする馬鹿者共は後を絶たず、[ブロッケンの血族]と呼ばれる子孫達は長きに渡り悪と戦い続けていた。

と、まあそんな流れで血族の戦いに巻き込まれてしまうドイツ系三世の高校生男子・守流津健一であったが、実際には叔母の四方田礼奈により女装させられ、アイドルとしてデビューし、悪と戦うよりも金儲けの道具にされている始末。
その上、出てくる悪党共も頭のネジが飛んだ変態ばかり。

一体彼の未来はどこに進んでいるのか。
ていうか、今後まともな人生を送れるのだろうか。

そういう話。


前述でも書きましたが、1巻がシーズンⅠに相当し、回を重ねる毎に彼にとって余計な設定が面白半分で追加されていきます。

・シーズンⅠ
 従姉妹の四方田明日香に代わり変身魔女っ娘として戦う。その際、メイド喫茶へ潜入するためまろんちゃんとなり、女子中学校に潜入するためクリスチーネ幸田となり、TV局へ潜入するためノイシュヴァンシュタイン桜子となる。
 桜子ちゃんの人気はうなぎ登りで、以降、アイドルの桜子として活躍を続ける。
 また、従姉妹の明日香は女装した健一を見てなんか目覚める。

・シーズンⅡ
 ノイシュヴァンシュタイン桜子の12ヶ月連続シングルリリースキャンペーンを成功させるため、歌にCMに映画にと大活躍。日本を代表する人気女優となる。
 また、明日香は健一の素肌を見て興奮し鼻血ブー。

・シーズンⅢ
 敵の罠にかかりあらぬ疑惑を公に報じられるノイシュヴァンシュタイン桜子。ゴシップ騒ぎで人気が低迷する中、地方営業から地道な芸能活動を続ける。一方、叔母の策略により新たにホーエンツォレルン楓として気象予報を行い、新たな人気を手に入れる。
 そんな中、人気アイドルグループKGB48としても活動を始めた桜子はシーズンⅠ・Ⅱで戦ったかつての敵、羽生源太郎・深野としお(どちらも女装少年でありクリスチーネ幸田に惚れている)と再会、三人でアイドルユニット・カッシュマッシュとして新たにデビュー。
 更に敵であった少女(本名不明のため替え玉ちゃんと呼ばれている)が仲間に入り、血族の技術で作った変身能力を持つ服を着て桜子・楓の替え玉をしてくれることとなる。
 ダブルブッキングが可能になりますます精力的に金儲けに走る叔母の礼奈であった。

・シーズンⅣ
 カッシュマッシュとしてアイドル活動をする中、翔子(羽生源太郎)・しおん(深野としお)からは男であることを信じてもらえずラブコールを受けるノイシュヴァンシュタイン桜子。両親には秘密にしていたのに、遂に母親にばれてしまい、あろうことかアイドル活動を容認されてしまう。
 そんな中、明日香は鼻血ブーを克服するため修行をし、興奮をエネルギーに変え攻撃・防御する能力"心頭滅却"・"ソウルパワーイージス"を会得する。でもあんまり役に立ってない。

・シーズンⅤ
 ここまで来るといつも通りっていうか、いい加減にしろっていうか。
 敵も味方も変態だらけ。
 あと明日香マジ変態。

シーズンⅣにて健一の経歴がまとめられていますが、

 実は短大卒の23歳という裏設定のある現役女子中学生アイドルノイシュヴァンシュタイン桜子(15)として芸能界に潜入している女子中学生クリスチーネ幸田(14)ということになっている男子高校生守流津 健一(16)


という、本人も「超めんどくせぇ!!!」と叫び出すごった煮状態。
その上ホーエンツォレルン楓としても活躍しつつ、血族の力を得た少女に替え玉となってもらい、かつアイドルユニット・カッシュマッシュのメンバー二人の女装男子からは好かれているというますますややこしい設定も残っています。

魔女っ娘といっても魔法を使うわけではなく、大体杖でぶん殴ってお仕置き。
錬金術という言葉が出ても深い設定や科学考証があるわけでもなく、仕舞いには何が錬金術なのかも分からなくなる始末。
でもそういう一切を置いといて、ギャグマンガとしてみると飽きの来ない面白さを持っています。

話としては

・怪事件が起こるらしい
→桜子ちゃんとして潜入捜査
→変態登場
→変身してぶっ飛ばす

という割とパターン化した構成なのですが、次々と現れる馬鹿な設定、どうしてこうなったと驚く思考パターン、そして現れる変態達に盛大にツッコむ桜子ちゃん、という一連の流れが妙に癖になります。なんだかこのパターンでいつまでも続けられそう。

もうすぐシーズンⅥも発売されるそうなので、今度はどのような追加要素があるのか楽しみです。





コメント

  1. さきち | URL | SgKUVkkc

    フォーマット可変

    てか最近健ちゃん敵倒してない。
    下手すると変身すらしてない。
    それどころか敵に血族すら関わらなかった回が・・・

  2. Re: フォーマット可変

    とても「Übel Blatt」みたいな真面目なマンガ描いてる人のネタとは思えないですよね。

    でもそういう適当なところ、嫌いじゃないです。

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