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「廊下は走るな! それと筋肉」 学校の階段 1 原作 櫂末高彰/漫画 芳井アキ

2010年09月19日 23:47

学校の階段_c1

廊下は走るな。危険だから。
だけど走らずにはいられない。

聞き慣れぬ部活「階段部」で突っ走る青春ストーリー「学校の階段」漫画版1巻の感想です。

Webcomicであるファミ通コミッククリアにて連載中の本作。
「かいだん」は怖い話の方の「怪談」ではありません。上り下りする方の「階段」です。

今まで読んでいなかったのですが、単行本発売を機に読んでみました。
そしたら、まあ、面白いではないですか。

調べてみると原作はファミ通文庫のラノベであり、全10巻+短編集1巻で完結しているとのこと。2007年に実写映画化もした本作について、映画は見付からなかったものの原作は書店を探し回って早速全巻購入。三日で11冊一気に読破しました。
読んでびっくり、まぁ~この小説の面白いこと。

階段と青春の衝動とあと筋肉のたっぷり詰まった本作。漫画単行本の裏表紙でも筋肉研究部部長・合田孝三がマッスルポーズで応援しています。
部長、広背筋キレてるよォ!

そんな素晴らしい原作小説の感想はまたの機会に。
今回は漫画版の感想です。尚、Web上では単行本の続きである7話からすぐにファミ通コミッククリアで読むことが出来ます。

以下、感想です。
主人公・神庭幸宏は天栗浜高校の新入生。
ぬるくて気楽な学園生活を送るべくバスケ部へ入部しようとしたところ、間違えて足を踏み入れてしまったのは筋肉研究部。襲い来るマッチョメン。有無を言わせぬ筋肉の圧力。喋る度ポージング、黒光りするモストマスキュラー。
そこへ現れたのはへんてこな部活・階段部の部長である九重ゆうこ。助けてくれたのかと思いきや、脅迫紛いの手で幸宏を階段部へと無理矢理入部させてしまう。

後日、副部長である刈谷健吾と相談し、入部申請書類の提出期限まで仮入部扱いで在籍することに。
紆余曲折あったものの目出度く仮入部期間を終え、クラスの友人とバスケ部に入ろうとしたのだが、階段を見ると何故か胸がざわつく。そして、廊下を走る刈谷を見かけ、衝動的に追いかけてしまった。

「なんで階段なんか走るんです?」
「…そうだな
 まだ先があるからだ」


走らずにはいられないんだよ。
走り出したら止められないんだ。

そして神庭幸宏走り出す。


漫画版1巻の内容は、原作小説1巻の途中まで。
階段部は生徒会執行部に目を付けられている、危険で、しかも非公式の部活です。
そして階段部を特に目の敵とする執行部部長・中村ちづるにより階段部崩壊への布石が始まる――といったところで次巻へ続く。

盛り上がる箇所としてはやはり、嫌々ながら部活に参加していた幸宏がなんだかんだで階段部の部活動にのめり込んでしまうところです。脅しだ卑怯だと罵っていたのが嘘のよう。一度自分が走り始めれば、人の多い校舎で速く走るには足が速いだけでは駄目だと悟ったり、日時でコースに変化が現れると知り愕然としたり、それでも楽しそうに部員全員で掃除をしたり。
階段部での活動をすっかり楽しんでいます。

もちろん廊下を走ることはいけない行為です。そのことは作中で何度も語られており、走っている彼ら自身も理解しています。また、周囲の理解を得られるわけもなく、非難や中傷を受けることも。
それでも彼らは走ることを辞められません。
ともすればただの我が儘と切り捨てられることかも知れませんが、彼らは階段部での活動を楽しみ、それぞれの理由で救われもしています。九重が勢いに任せて作った部が、部員それぞれの心の支えとなっているのです。
まあ、その辺の詳しいところは原作小説の感想で書くとしましょう。

漫画版の良いところ。
それは絵柄が変わって読みやすくなっているところではないでしょうか。原作の挿絵を描く甘福あまね先生のデザインをしっかりと守りつつ、しかし等身や線がしっかりと描かれキャラクターの動きが見やすくなっています。
そうした時に魅力を増すのが、一緒に暮らしている従姉の4姉妹であり、特に四女の美冬なのです。

「不潔」


感情のこもらない視線に漏らしそうです。
や、セリフのチョイスがアレですが、元々無口で無表情な娘なのです。

お世話になってる伯父夫婦は海外出張中で不在。4姉妹と一つ屋根の下で暮らし、長女の希春からは熱烈なラブコールを、三女の千秋からは過剰なスキンシップを受けるギャルゲー主人公のような生活を幸広は送っているのです。
原作小説ではその辺り、あまり挿し絵も入っていないのですが(メインは階段部での活動なので)、漫画版ではそのようなハーレム生活も絵で読めるわけですね。イヤッホィ。

そして絵で読める喜びは筋肉研究部の部活動にも言えるわけです。1話の割と冒頭部分から魅せてくれます上腕二頭筋。

「さぁ一年 俺の腹直筋に飛び込んで来い!
 来ないのか
 来ないのか?
 それとも俺が行くのか!?」


1巻時点ではまだ1話目にしか出ていない筋肉ですが、原作ではくどくしつこく出てきマッスル。キレてるキレてると連呼される素敵な筋肉がぴくぴくひくつきながら画面狭しとはじけまくる訳ですね。
サービスしすぎだよォ! 筋肉の革命だァ!

あぁ、早く漫画の続きが読みたい!
なんかうまく魅力が伝わってない気もしますが、まだ序盤ですからね。
原作の魅力はこんなものでは留まりません。ただ階段を走るわけではないのです。
是非とも原作10巻分をコミカライズして頂きたい。
そして目指せアニメ化です。NHKに全53話で一年かけてアニメ化して欲しい!

と私的な願望を述べたところで原作小説の感想へ続きます。


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