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「欲望に素直なハレンチ、素直になれないドS」 ヒメ・コイ マシュー正木

2010年08月17日 21:00

ヒメ・コイ

100人斬られを達成した少女が、理事長(祖母)の命令で学園の恋をお助けします。
全ては恋を学ぶため。

元気はつらつ女の子大好き少女のキューピッド修行「ヒメ・コイ」の感想です。

掲載誌がコミック百合姫ということで、内容は雑誌名から推して知るべし。
女学園で恋のお手伝いってところからアブノーマルですが、なんと理事長公認です。何故ならば理事長が実祖母だから。ほんでおばあちゃんも百合だから。

すげぇ……こんな女学園見たことねぇよ。
マリア様がみてる」だってお姉様止まりなのに!


そんな百合コメディーを描かれている作者様のホームページ「こげコロッケ」へはリンク先をクリック。

現在は「東方Project」の同人活動を精力的に行っておられます。
わたしはその同人誌から入った口なのですが、まぁ~、これが面白いですわ。ギャグもさることながら、シリアスシナリオに胸きゅんの心鷲掴み。

そんな訳で目撃一発余裕の購入です。
内容はソフト百合でギャグメインです。
買って損なしの面白い良作でございます。

以下、感想です。
実相寺桜は改造百合人間である。
祖母の代(もしくはもっと以前)から脈々と受け継がれる百合の血統が色濃く継がれる百合星人でもある。
来るもの拒まず、東にかわいい女の子がいれば行って声をかけ、西にきれいな女の子がいれば即告白、南に恋におびえる少女があればキスをして恋を説き、北に貧ヌー少女あらば私もと言って慰める。
そんなこんなでフラレた数は100を数え、しかしめげず、尚女の子を求める。
幸せの青い鳥はすぐ傍にいるのに。

舞鶴みどりはドSである。
ムチを見せてはいけない。奴は嬉々としてそれを振るう。
弱みを知られてはいけない。奴は厭らしく急所を突く。
安易に近づいてはならない。ドSにとってはすべからく下僕。
しかし彼女も一人の乙女。内に秘めたる恋がある。
幸せの青い鳥にも気付いている。けれどその鳥は捕まらない。
彼女はドSだから。自ら好きとは告げられない。

単純なんだか複雑なんだか分からない幼なじみ兼親友の二人が、実相寺学園に潜む乙女の恋を応援します。
それがヒメコイ部。
ヒメコイ部なのです!

そーゆー話。


恋愛相談を受け、相手がかわいい女の子なので桜が暴走し、みどりがどたまを叩きつつ、なんやかんやで上手くいく、と言うのが話の流れ。
結局は相思相愛で上手くいきました、と言うのが2件。その他の恋は実らず。ただし、依頼としては成立し依頼者の心の整理は付いています。

恋愛は難しいですね。

まあ、そもそも依頼でなかったり勘違いだったりと言うことも多いのですが。
恋愛相談かと思いきや俺より強い奴に会いにいくだったり、あこがれのお姉様はアゴの割れたジェントルマンだったり。

しかし桜はそれでも真摯に接します。多分に邪な感情も入り乱れてはいますが、それでも恋する乙女の味方なのです。
ただ、なんというか、彼女おバカよね。

「くそっ
 こうなったら奥義
「超桜誘惑(ハレンチタイフーン)」!!!


奥義と称して自分のスカートをめくりパンツ丸見せ。
何かとパンチラの多い本作ですが、ピクリとも嬉しくない。なんというがっかりパンチラ。
自分でも言ってますが、ハレンチです。
で、はしたないマネをしてはみどりにつっこまれる、と。
相棒のみどりはみどりで自他共に認めるドSだし。ムチを持たせたら学園最強です。


上記のように、本作の魅力はその個性的なキャラクター陣です。一癖二癖余裕で保持する駄目女子高生達の共演は読んでて楽しくなるコミカルさです。
桜然り。
みどり然り。
ほんでもって風紀委員の白百合然り。

桜は恋に積極的ですが、身近なところから自分に向けられる恋心には鈍感です。
一人はみどり。幼なじみでずっと一緒にいる彼女は桜のことをライクでラブで恋してるのです。周囲にはバレバレだったり自白もしていますが、桜の前ではそんな素振りを見せないため気付かれていません。
そしてもう一人は誠ノ宮白百合です。五話目から登場した彼女は、下着を見せる桜に対し「ハレンチ!」と制裁を加えつつもばっちり鼻血を流しています。
その昔、桜に勘違いで告白されて以来、純真な彼女は桜と「付き合うしかない!」と思い込み――しかし生来の真面目さから告白も出来ず。その点は母(三角メガネ)からもきつくしつけられています。

「――白百合さん 規律正しく!
 風紀の乱れは学生生活を乱します!
 特に恋…女子にホレるなんてもっての外!!
 女は魔性ですわ
 ちきしょうあんなに愛しあったのにこんな」


と、怨念めいた教育を受け、白百合は立派に成長しました。真面目な百合に。
そうして母と同じ道を歩むのね。

素直になれない女の子二人に迫られ(?)て、けれど桜が感じるのは危機感ばかり。片方はドSだし、片方は生真面目風紀委員だし。
やれやれだぜ。


ま、なんだ。血筋なので仕方ないですね。
白百合の母は前述の通りですし、桜とみどりの祖母は出来ちゃってるし。
ちうか、バアちゃんズお楽しみしすぎ。お茶だけならまだしもコスプレは辞めときなさいよ。
ババァ自重しろ。


ともあれ最初から最後まで面白く笑える作品でございました。
百合が好きであろうとなかろうと、笑える作品が好きな方にはお勧めです。
同人で作者をご存じの方にももちろんお勧め。
逆に本作を読んでから同人の方に手を出すのも良いのではないでしょうか。




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