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「勝つまで負けない。それが芝いつき」  論理少女 3~4 つじ要

2010年07月18日 01:05

論理少女_3論理少女_4

「意味がわからない!
 論理的に話しなさい!」


論理を剣に、知識を盾に、知恵を兜に、心に正義。
弱きを助け強きを挫く、生徒会会長・芝いつきとの謎解き合戦「論理少女」3~4巻の感想です。

1~2巻の感想はこちらから。

あらゆることをゲームの勝敗にゆだねる「津隠問答」のシステムは健在です。
意見が分かれればその場にあるものでゲームを作り相手に解かせる。そして勝った方の意見に従う。

我らが論理少女・芝いつきも津隠問答を仕掛けたり仕掛けられたり。普段より「生まれて14年一度も負けたことがない」と豪語する彼女は並み居る凡百の問題を華麗に解き捨てていきます。
ところが、やはり生まれてたったの14年、全知でない彼女にも解けない問題というのは存在するのでした。

以下、感想です。
凡人も凡人。カモられるために引っ越してきたかのような若野の前には様々な津隠問答が出題されます。
しかし、ただ流され巻き込まれているだけではなく、自分の意志で誰かを助けるために立ち向かう姿も多々見受けられます(自分が原因の場合も多いですが)。

「俺はどうも真剣に話すと相手を怒らせる特技があるらしいな‥‥」


と自覚している辺りに問題がありそうなのですが、いかんせん頭の出来がよろしくないもので、改善するのは難儀そうです。
その上、何故か(主人公補正で)一部女子の興味を引きつけている辺り、女難の相に加えて男性陣のいらぬ嫉妬も受けていそうです。

しかし常人よりも鋭い観察眼と奇跡のような勘の冴え、そして頼もしい仲間達(満点8人衆のほとんどが好意的)のおかげで事なきを得、主人公としての面目躍如。

そんな若野が今回遭遇したトラブルは以下。
・古びた旅館で宝探し(3巻)
・校内放送の人気低迷にアドバイス(4巻)
・会計のミスを穴埋めするため文化祭の賞金獲得ゲームに挑戦(4巻)


3巻は丸々、合宿先での宝探し。
生徒会の夏合宿で訪れた旅館は、満点8人衆の1人である宇田川霧子の実家であった。宿泊費を格安にしてもらうため、宇田川の祖父が隠したという黄金の面を探すことに。
最初こそ渋々動いていたいつき達だが、宇田川に乗せられ結局合宿そっちのけで宝探しにのめり込んでしまうのであった。

宝のヒントとして幾度も出題される津隠問答。しかし、中には純粋に知識だけで論理思考は関係ない問題もあり、若野をして

「クリアする価値がない」


と切り捨てられてしまいます。
そこで引き返すことも宝を探すためのヒントの一つなのですが、それよりも重要なのはいつきにだって解けない問題が結構あると言うことです。

2巻の津隠問答レースでも感じましたが、単に意地っ張りなだけなんですよね、彼女。そもそも1巻の「指定かくれんぼ」だって1人では解けなかったわけで、2巻の「カーナンバーランダム乗算」では本当のところは負けていました。2巻巻末の「覆面算対決」だってそう。

頭はいいのに、視野が狭くて直情的。だからこそ若野とはお互いに補い合ういいパートナーというわけですね。
恋愛関係は力強く否定する二人ですが、最早時間の問題です。
頑張れ若野。君は既に尻に敷かれている。


4巻頭ではまずは短編から。
満点8人衆にして放送部のお昼の顔・沖橋典子が夏休み明けの実力テストで満点を逃しました。そのせいで満点8人衆のブランド力を無くしたお昼のクイズコーナーは人気激減、終了となってしまいました。
そこで出てくるのが勘と脊髄反射で生きている凡人・若野。彼のアドバイスと叱咤激励で沖橋の目が覚めました。
そうしてまたも満点8人衆からの信頼をゲット。これを天然でやっているのが恐ろしい。

その他の4巻の話は全て文化祭絡みです。
会計である若野のミスにより30万の損失を出してしまい、そのせいでいつきに叱咤が飛ばぬよう、文化祭での賞金付き津隠問答「ゲームマスター当て」に挑みます。
自業自得ではあるのですが、自分のためでなく誰かのために責任を取ろうとする姿勢には好感が持てます。もっとも、徹頭徹尾自力では問題を解けてはいないのですが。

そしてここでも料理研究会に敗北を期した相棒・いつき。試合に勝って勝負に負けました。
さらにここでも若野にモテ期到来。満点8人衆の一人・井波ゆかと文化祭デートです。うーむ、主人公補正恐るべし。しかも最後にはいつきと手と手を取り合い後夜祭でダンス。
目立ちまくってますね、若野。容姿は冴えず中身もへっぽこなのに。いつか男性諸君に刺されないか心配です。


ふと思い出す度読み返したくなる本作。次巻はまた8ヶ月ほど先でしょうか。
シリウスは雑誌を読んでいないので単行本が待ち遠しいです。




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