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「送別品だ。持って帰れ、卒業生」 はやて×ブレード 11~12 林家志弦

2010年06月22日 23:59

はやて×ブレード_11はやて×ブレード_12

山中に服する一匹のウサギを駆り立てるため、天地の猛者共が集い我先にと追い立てる。が、ウサギと思われた獲物・柳生真は猛獣相手に剣を磨いた立派な剣客であった。

バカ集う卒業祝いのバカ騒ぎ「はやて×ブレード」11~12巻の感想です。

9巻の感想はこちらから。
10巻の感想はこちらから。

前巻では突如現れた姉にビビって逃げ出したチキンハートのはやて。しかし逃げ出した先で天地学園初めての卒業生となる先輩・柳生真と出会う。
彼女をオヤビンと呼び、山小屋で一緒に暮らし始めたはやて。
しかし逃げてもいられない、いよいよ刃友・綾那も参加する卒業生送別イベント"大乱奪り"が開催される。

以下、感想です。
2冊を通して、主人公は卒業生である柳生真です。
が、今回は群像劇のような仕上がりとなっており、主役そっちのけで各人のドラマが展開されるのでした。

まずは桃香&犬っちペア。
桃香の五十鈴に対する評価は、不思議怨念パワーを除けば剣の腕は未熟。守ってやらねばと勝手に思っていました。が、五十鈴一人で敵を倒したことを知り、自分が間違っていたことを知りました。
このペアは今まで寂しがり屋と保護者の関係でしたが、これまでの関係も含めて対等な良い関係を気付いていけそうです。
また、はやての元へたどりついた時の愛のある顔面パンチ。
はやての決意がどうであろうと後腐れなく受け入れる姿勢。
その漢気溢れる根性には五十鈴でなくとも漢惚れしてしまいそうです。

続いて雉っちゃん&未知のコンビ。
自然の多い場所だと精霊達が勝手に力を貸してくれるという恵まれた才能を持つ雉宮ですが、今回とんでもないことをしでかしてくれました。
いくら白服の一人である似非パンクロッカー・士道に未知を傷付けられたからとはいえ、山一つ破壊してしまうのはやり過ぎです。むしろ凄すぎ。
一方で自分の能力に振り回されがちな雉宮をあっという間になだめてしまった未知。のんびりしつつお調子者の彼女ですが、雉宮には必要不可欠な最高のパートナーのようで、こちらのコンビは程良く出来上がっています。
一度は解散騒ぎにもなりましたが、実に言い刃友同士ですね。
しかし今回は残念ながら桃香とは合流できず。桃香と犬猿雉の桃太郎ご一行は毎度一緒になるのに残念でした。

槙先輩&ゆかりコンビはいつも通りのらしい感じ。
ゆかりは元刃友である綾那の前にふと現れ、ちょっとだけ焚き付けて見守るいつも通りの展開。
そして槙先輩もいつも通り。白服の一人・ナンシーを見つけて手合わせの真っ最中。暑苦しさ全開で100%鬱陶しい。最後にはその気に当てられてナンシーも少し嬉しそうに決着を望みました。いやぁ、本当槙先輩は真面目なマゾですね。卑屈さがないのにケガだけはしたがる。あんた、もうちょっと自分を大事にしなさいよ。

みずち&蒼のコンビは所々出てくる癖に全く目立ちませんでした。
はやてに対しては加勢してみたり、桃香を裏切ってみたり。綾那には結局覚えてもらえず、良いところなし。おかみさん? そんなやつは知らん。

元白服である紅愛&みのりのこんびも出てきましたが、運悪く静久と遭遇してしまい大苦戦。
けれどポリシーを捨てて、土に汚れても勝ちを拾いに行く紅愛には好感が持てます。お笑い担当になることが多いですが今後もがんばって欲しいです。

で、こちらも元白服の氷室&炎雪コンビ。
今回はすっかりギャグ要員でした。
氷室はいろいろと企んでいたのに柳生の罠に嵌ってすっかり台無し。彼女を仇と見るゆかりですらも呆れ顔です。
そして炎雪はと言えば、魚を求めてすっかり猛獣扱い。肉か魚かで悩んだ挙げ句、肉を選んだものの結局何もなし。二兎追うものは――の典型的な例ですね。何やってんだ。
ただ、今回の一件で新しい獲物を見つけたことは本人的に大収穫のようです。

その炎雪に目をつけられたのははやての双子の姉であるナギ。
彼女については、無痛症であるような描写が見受けられました。
あー、つまり、はやてとの確執はそこから来ているのか。
痛くないが故に避けない、恐れない、止まらない。そのせいで昔はやてと乱取り中に大怪我して入院、リハビリ生活に突入という流れでしょうか。
はやてには腫れ物に触るような扱いを受けていますが、当人は妹を心配しているようなので姉妹で上手くいけばよいと願います。

そしていよいよはやて&綾那のコンビ。
はやてに一発かますため怒り心頭でまっすぐ頂上を目指す綾那。途中大玉の罠で振り出しに戻る、いつも通りケイちゃん&ミーちゃんコンビを粉砕、ゆかりと鉢合わせるといったイベントをこなしつつ、遂にはやての元へと辿りついたのでした。
そして滅多に見せない心根を吐き出し、本音のぶちかましあい。

「いいよなあ そういうの
 おキレイで」


本気を見せないはやてに対して、にやりとあくどい笑みを浮かべて一言。連載史上最高級の憎たらしい顔をしています。うへー。
これには流石のおばかさん・はやても怒り心頭。綾那の作戦は大成功です。
一方、これまで逃げ回っていたはやては一人戦うオヤビン(柳生)や師匠(玲)の姿を見て学ぶところがあったようです。
それに加えて、最愛の綾那との真剣勝負。そしてナギから逃げず、正面から自分の気持ちを伝えたこと。
会長の気まぐれで始まったバカ騒ぎですが、はやてにとって得るものは多かったようです。今回の件を通して成長したことは否めません。
まあ、そんな感じには見えないんですがね。

最後に、今回の主役である卒業生・柳生真。
中学時代に玲にぼこられて以来、彼女との再戦を胸に抱き続けてきました。今回、白服勢は卒業生の守り手役であるため実現不可能かと思われましたが、1本のみということで真剣勝負を約束しました。
単刃にも関わらず、逃げることなく戦い抜き、星を守り続けてきた侍。猛獣・朱炎雪との攻防にて今や実力は(多分)トップクラスという猛者。
最後の最後にはやてという子分に跡を引き継ぎ、念願の玲との再戦も果たし、六年間の学生生活に万感の想いで終止符を迎えました。

「最後の最後まで地べたと仲良しさんだ
 これが我の剣なのだろう

 ――まことに良い日々にござった!!

 なにひとつ思い残すことはない
 さらばだ 天地学園」



2冊分続いた卒業生送別イベントがこうして幕を降ろしました。

そして次巻、天地の頂点である天地ひつぎ&宮本静久に、神門玲&祈紗枝が挑みます。
遂に頂上決戦。クライマックスは近いのかもしれません。

次巻13巻はドラマCD特捜版もあり、待ち遠しい限りです。





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