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「この星に「人」という種の動物はいない」 どうぶつの国 1~2 雷句誠

2010年04月21日 23:30

どうぶつの国_1どうぶつの国_2

母に捨てられ川に流された赤子。
両親を食われ孤独に生きるタヌキ。
違う世界に生きる者が出会い、「命」が始まった。

いろいろあって小学館から講談社へ移籍した雷句誠氏が世に放つ奇跡のアニマルファンタジー「どうぶつの国」1~2巻の感想です。

2ヶ月連続刊行。
週刊少年マガジン掲載のエピソード0も2巻に収録されるということで喜び勇んで購入したものの、ページが足りずに3巻までお預けとなりました。1巻巻末予告に騙されました。
ただ、2巻までに収録された話で一区切りついているのできりがいいです。

ちなみに1巻扉で、タヌキのモノコが"ネコ目 イヌ科"、大山猫のクロカギが"ネコ目 ネコ科"と書かれています。
ネコもイヌも、大きく分けるとネコ目(食肉目)なのですよ。先祖が同じミアキスという動物なので(豆知識)。
どうぶつの国。それは地球とよく似た別の星。
食物連鎖の輪の中で、弱肉強食という絶対の掟が根付く厳しい世界。
両親を山猫に食われたタヌキのモノコも、その厳しい世界で生きる者の一匹。
ある寒い日、空腹のモノコは川を流れる何かを食料と勘違いし、拾った。
だがそれは食べ物ではなく、母親に捨てられ生きる気力を失った、見慣れぬ動物の赤ちゃんであった。

「生きるんじゃよ!!
 オラと一緒に生きておくれよ!!!」


これはどうぶつの国で芽吹く命の物語。


1話1話がとにかく熱いです。
赤子を守り抜こうとするモノコの熱意が、弱者を守るとするクロカギの決意が、希望を見つけたタロウザの決意が。

1~2巻は拾われた赤ちゃん・タロウザが生まれてすぐの話。
冬に拾われ、春を迎えるまでの短い期間。
捨てられたことへの悲しみを乗り越え、強く"生きる"と決意するまでの物語。

タヌキから見ればタロウザは成長の遅い弱い生き物ですが、普通の赤子にしたらけっこう成長が早いです。1歳にも満たないはずなのに言葉を理解して話すし、一人で立って踏ん張りながらも歩けるし。
ハイハイはしてたから、流されたのは9ヶ月目くらいでしょうか。

見所の一つとして、本作には多種多様の動物が登場するところがあります。
人やタヌキは言うに及ばず、ネコにオオカミ、ウシ、ラマ、イノシシにクマ、ゾウ、ライオンなどなど。その数と種類は多種多様に渡り、連載が続くにつれてこれからも増え続けるでしょう。
が、地球の動物とは大分異なります。モノコだってパッと見タヌキには見えません。クロカギも布をまとって服にしているし、二足歩行の動物がわらわらいます。
そして縮尺にいかんともしがたい違いが。
ネコでかい。オオカミでかい。クマとゾウがものすごくでかい。
やー、この世界で生きていく自信ないです。ネコ好きですが、かわいがる前に弄られて殺されそう。

2巻では最後に存在しないはずの「ヒト」の女の子まで登場し、先が気になる展開となっています。
続く3巻は時が飛んで7年後のお話。オマケのページでも語られていますが、ライオンの背に乗る女の子はどえらい性格のようです。
待望のエピソード0も収録される(予定の)3巻発売が待ち遠しいです。




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