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「妄執のアイデンティティー」 一年生になっちゃったら 4 大井昌和

2009年06月25日 23:11

一年生になっちゃったら_4

「ジョニーの元気が無いんだ!」
彼は叫んだ。その子は小学一年生の女の子であった。
心は高校2年生。身体は小学1年生。ジョニーは熱り立つアレな部分。
どんな面白い生き方したらそんなことになるんだか。
「一年生になっちゃったら」4巻の感想です。

1~3巻の感想はこちらから。

前巻にて、生後6年の小学一年生には無用な刺激的一冊を手に入れつつも、相棒ジョニーが立ち上がらず、心の狼も萎えたまま。
失意に沈む高遠いおり。
そこへ現れたのは自称宇宙人の電波女。

「私が宇宙人と思いこんでるだけだと言われたら
 証明のしようがないからな」

その一言で揺らぐ自意識。

「オレも同じ… 電波小学一年生!?」


初っ端から物語の根幹を否定するシリアス展開ですが、中身はやっぱりいつも通り。
以下、4巻の感想です。


ジョニーの不能疑惑から自己に疑念を持ち、己はもしや電波小学生なのではないかとの疑念を持ったいおり。
かつての自分を肯定するため、鈴といおんに高校生であった自分の姿を確認する。が、彼女達の中で「高遠伊織」像は激しく美化されていた。
ならば、と元凶であるマッドサイエンティスト・草薙結女を尋ねるいおりであったが、結女の妹でありいおりの想い人であるもくるから出た言葉は

「…結女? 誰それ?」

「姉? いないよ 私に姉なんて」

否定される頼みの綱。そして崩れる自分像。

「だとするとオレは――
 ただの小学一年生の女の子だ――」


のっけからクライマックスな展開ですが、存在した結女のお陰で"オチ"つきました。
そんな訳で、4巻の内容は

21時間目 電波小学生疑惑
22時間目 童貞恋愛博士とラブラブ・ラブレター
23時間目 灼熱地獄を生き抜け猫よ
24時間目 ろくな男子が出てこない
25時間目 体育倉庫と情事三竦みとバカ博士
26時間目 母は強し、勘は鋭し、鬼子母神

21時間目は冒頭から語りましたが、22時間目がほのぼのしてて良い感じ。
小学一年生から「大人っぽい」と言われて喜ぶいおり。初々しい恋愛事情にラブレターという実弾をもってハートを打ち抜けと戦地へ送り出す。自分もみくる相手にラブレターを書いていただけあって、私的な念でも上手く言って欲しいと切に願う元高校男子二年生。
もじもじ照れるしのぶと、お似合いカップルが可愛らしい話です。

それから25時間目。こちらはバカ話の極みで面白い。
体育館倉庫に閉じ込められるというベタな展開ながらも、次々と犠牲者が増える蟻地獄展開は天丼(繰返し)の笑いを引き出しています。
そして、相変わらず結女がバカ。いおんも鈴もおバカさんですが、結女の脳みその腐りっぷりはトップクラス。

「初めて自分の性を呪う…!!!」

この人はどうしてこうも面白おかしい生き方が出来るのでしょう。
なりたかないけど、羨ましいです。

連載初期の頃は3~5巻くらいで完結かなーと思ってましたが、この調子だと意外や意外、「ひまわり幼稚園物語あいこでしょ!」の7巻を超えて作者最長のシリーズになるかも。
是非ともこのまま明るいおバカ展開で突っ走って頂きたい作品です。




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