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「久しぶりに……キレちまったよ……(理性が)」 化物語 下 西尾維新

2009年06月21日 23:49

化物語_下

青春を、おかしくするのはつきものだ!

「箱に入れるときひっかかるあれね」
で有名なKODANSHA BOXの初期から刊行されている「化物語シリーズ」の2冊目、「化物語」下巻の感想です。

「化物語」上巻の感想はこちらから。

趣味を仕事に書き記したため世に出す事を迷ったと語られる本作。
世に出て良かったと心から感謝します。

下巻に収録された話は2話。

第四話 なでこスネイク (蛇)
第五話 つばさキャット (猫)

特に第五話は「化物語」の真ヒロイン・羽川翼のための、幕引きに相応しい物語(引かなかったけど)。カバーボックスの表紙も、上巻の戦場ヶ原ひたぎに対するかのように三つ編みメガネの委員長。かと思えば、五話表紙ではキャミソール姿で猫化した扇情的な肢体も披露してくれます。

流石は真ヒロイン。期待を裏切らない少女です。

本作は一話毎に1人は新キャラが登場するため、回を増す毎に掛け合い漫才の幅と量が増えていきます。
果たして究極変態・神原駿河の魅力に負けることなく各話のヒロインをレビューすることができるでしょうか(前振り)。
それでは結果を御覧じ下さい。

◆ 第四話 なでこスネイク ◆

短期決戦用戦術兵器・千石撫子の出番です。
「妹の友達」ポジションにより幼い頃から面識があるというメリットを活かし、恋人持ちの阿良々木に積極的アプローチを試みる少女。
初回こそ「蛇」に縛られ悩みを相談するという大人しい役どころであるため神原のアグレッシブな変態さに食われちゃってる感のある彼女ですが、こと「蛇」の障害が無くなるや否や、タガが外れたように罠を張り攻め始める女の子。
もう、妹とかどうでもよくて「暦お兄ちゃん」をテリトリー(自宅)へ招き、両親不在のタイミングを見計らって薄着という実弾をばら撒きます。
この執念はまるで「蛇」。短期決戦を狙いつつ、真綿で締めるようにじわじわと外堀を埋める戦略的運用方も持ち合わせた恐るべき兵器。
千石撫子、かわいいだけの女の子ではありません。

尽くすタイプ。且つ、貢ぐタイプ。
そしてマニアック。
敵に回すと祟り殺されそう。


しかし四話のヒロインは撫子ですが、相棒はひたぎでも羽川でも忍野でもなく、我らが変態・神原駿河。頭から最後までほとんど二人の世界。掛け合いも神原の明らかに狙ってる発言の数々で爆笑必至。半端ねぇ。
神原後輩の痴女っぷりが片鱗を見せた(それでもまだ片鱗である)回です。
かと思えば、撫子に対してはそれなりの気遣いを見せ、欲情するのも抑えて献身的に接します。更に、怪異とのバトルの際には「猿」の能力を活かして阿良々木の背中を守り、選択を誤る阿良々木を正しい方向に導きもします。
ここに来てベストコンビのこの二人。
そりゃ撫子に恋人同士と間違われるし、告白して両想いも成立しますわ。
やったね!


◆ 第五話 つばさキャット ◆

言わずもがな、真ヒロイン・羽川翼をメインヒロインに据えた「化物語」最終話。
そして全員集合の巻。

「お前は何でも知ってるな」
「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」

という常套掛け合いは羽川の優等生振りを現しています。
羽川自体は一話から登場していますし、物語中唯一無遅刻無欠席の超優等生(ひたぎは出ない時あるし)。もはや最終話だからといってこれといって取り上げるところも無いくらいに。
いつも通りのお悩み相談役で、真面目が堂に入っていて、やや陰りの見える少女。

この物語は後始末。
猫とであった5月との決着。
「化物語」という物語の結末。

ひたぎとの関係性の確立。
八九寺との思わせ振りな別れ。
駿河は頼りになる変態。
撫子はマニアックな攻めに開眼。
吸血鬼は自分探しの旅へ。

そして、さよなら忍野メメ。

メインは羽川翼ですが、前半はひたぎとのラブゲーム(ベリーハード)。後半は羽川救出を目的とした吸血鬼との和解。
きれいな終結を迎えました「化物語」。
しかし消化不良の感は否めません。

よって、前日譚「傷物語」へと続きます。




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