--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「王者への敬意を示す一撃」 トリコ 4 島袋光年

2009年05月06日 20:57

トリコ_4

グルメを唸らせる格闘美食漫画「トリコ」。その4巻の発売です。

1巻の感想はこちらから。
2巻の感想はこちらから。
3巻の感想はこちらから。

美食漫画ではあるものの、今巻ではグルメは控えめ。代わりにバトル要素がメインとなっています。
物語としては3巻から引き続き、古代の食宝「リーガルマンモス」の確保が目的。――ですが、まずは闘技場でのGTロボ戦に決着です。


孤高の王者であるバトルウルフの出産と、その親子の邂逅を邪魔された事に本気で怒るトリコ。美食會の刺客であるGTロボとその遠隔操縦者である外道・ベイに隠すことの無い怒りを向ける。
トリコ対GTロボ。しかしその背後ではバトルウルフの親子が最初で最後の、たった一日だけの触れ合いを続けていた。
我が子のために一生分の愛情を注いで丹念に丹念に行われるグルーミング。トリコが戦うのは、そのほんの僅かな親子の時間を守るため。
最後の瞬間まで倒れることなく、立ったまま絶命した母。その凛々しい姿を保つための功労者であるトリコに対し、感謝の意を表する子。そして2人は触れ合い、お互いが近しいものであると知り、懐く。摺り寄せるその体は厚手のタオル地の肌触りにも似て、トリコはその子に「テリー・クロス(反物・綿織物)」の名をつける。


GTロボとの戦闘に決着をつけ一区切り、といった感の強い中盤でしたが、本当の戦いはこれから。
本番は第一ビオトープに繰り出してから。
リンの兄であり四天王の1人でもあるサニーも参戦。敵勢力にも強者の貫禄漂う副料理長・スタージュンが加わり、熱いバトル展開に向けて一直線といったところ。

雑誌連載でもまだリーガルマンモス編が続いているので、結構な長丁場になりそうです。
バトルが始まると自然グルメ展開は少なくなってしまうのがちょっと残念。出来れば1つの食材に対しては短めのスパンで展開し、世界中に溢れるという食材探求の方をメインで繰り広げて欲しいというのが1読者としてのわたしの要望です。
題材が美食なだけに、このままバトル漫画としてジャンプ作品に埋もれていくのは惜しいです。

そんなバトル展開濃厚な4巻の見所はVSロックドラム戦で散り散りになった中、調理を通して多少認め合った小松とサニー。4巻ではほとんど見られない美食展開を、ここに来て小松が補完してくれました。
初っ端こそ誰からも低い評価に見られる小松ですが、一度料理の場に立てばその実力は折り紙付き。今回も天然のクリームマツタケと醤油バッタの組み合わせによる調理姿を、厳しい審美眼を持つサニーをして「美しい」と言わしめました。

流石第2の主役小松。バトル展開にも流されず美食展開に持っていくある意味空気の読めていないところに我々読者は救われる思いです。

次巻も継続してバトル展開一直線の内容ですが、そこは良い意味で空気の読めない小松に期待しましょう。




コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://questmys.blog64.fc2.com/tb.php/274-38d7a031
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。