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「バナーナ、しっぽ、犬探偵。それが園山花海」 魔界ヨメ! 3 阿智太郎

2009年05月02日 23:59

魔界ヨメ_3

悪魔と重婚し愛人まで囲うただれた学生生活を送る少年・比宇間良夫(通称ヒョロ夫)の愛と苦悩とバイオレンスに満ちたスプラッタコメディーな日々。「魔界ヨメ!」3巻の発売です。

1巻の感想はこちらから。
2巻の感想はこちらから。

今巻の表紙はヒョロ夫の愛人・園山花海です。
1巻で第1婦人・魔界ヨメ、2巻で第2婦人・コウモリ娘が表紙を飾ったことを考えれば順当でしょう。
これでヒョロ夫ファミリーの女性人全員が表紙を飾りました。
花海本人は愛人で終わるつもりなどさらさら無く、かねてより温めてきた恋心を武器に、乙女の純情と言う名の欲望を盾に己を正当化武装。
女子高生らしく一途な想いで暴走し身勝手な行動を取る彼女。
悪魔2人には出遅れたものの、邪さと根っからの卑怯っぷりにはおくれを取らず、なおかつ行動派でもあります。破壊力こそ無いものの、その他の点ではヒョロ夫争奪戦に参加する上で不利などありません。

むしろ誰と付き合っても哀れな末路しかないヒョロ夫に合掌。
彼に未来はあるのでしょうか。

それでは、ここから3巻の感想です。


2巻巻末で予告したとおり、魔界ヨメ学校へ行く、の巻です。
ヒョロ夫の根気強い説得を受け、一度は断念した夫婦での学園生活。しかしそこは悪魔。素直に諦めきれるわけも無く、わがまま気ままに転校してきました。しかもサバよんで。
けれども本気で夫を愛している魔界ヨメはヒョロ夫の意を汲むことも忘れず、求めだした答えは「不都合なことは催眠術でなんとかしちゃえ」という素敵解。魔界No.1催眠術師(アリんこ)の力で道理を押しのけ無理を通します。
愛する夫とラブラブ学園生活を送るためだけにそこまでやっちゃうところが可愛い(と思っとけ)。
文部科学省が特別に認めた飛び級の『特別モデル生徒』という設定で気になるあれこれへの質問・文句をシャットアウト。無理矢理とはいえ、ナイスプレーです。

と、いうわけで3巻1話目の肝は催眠術です。
催眠術かける→相手は思いのまま→むふふ。
な、一連の流れが瞬時に浮かぶ花海最高。愛しの人を悪魔を買収してまで手に入れようとする一途さにはぐぅの音も出ません。
しかしながら因果応報。企ては失敗し、紆余曲折あって花海には"猿"属性が残ってしまったのでした。
詳細は述べません。


続く3巻2話目も継続して学校生活の話。1話目と違うところは、魔界の悪魔的な力により学園全てが悪魔化してしまったということ。
その名も素敵「比宇間良夫ぶったまげる! 魔界学園へようこそ!」。
タイトルを見てすぐに魔界戦記ディスガイア2での魔族化現象3の魔界学園の合わせ技的なイメージを持っていたのですが、ニアピンながらもちょっと違いました。
悪魔的な行動を騒がれないように生徒を魔族化してしまい、ちょっとのことでは騒がないように変えてしまった魔界ヨメ。校外へ出ればすぐに元に戻る安心設計です。

と、いうわけで3巻2話目の肝は悪魔化です。
ヒョロ夫の傍にいるおかげで悪魔化への耐性はそれなりにあるはずなのに真っ先に悪魔化して馴染みまくっている花海最高。「ヒョロ夫はソックスハンター」と誤解し「だったら花海を狙えば良いじゃない」と言ってのける女子高生。
積極的とか言う前に、人としてどうかと。その時は悪魔ですが。
結局は紆余曲折あって、ヒョロ夫と魔界ヨメの間にある思いやりが再確認され、学校も元通り、めでたしめでたし――のはずが、なぜか花海にだけ悪魔的な部分がちょっぴり残りました。ちょいネタで次の話では消えているかと思いきや、見事に引継ぎしている様子。
あー、やっぱり花海はそーゆーキャラなんだなぁ、と思うとしみじみ感慨深いですね。
ええ、花海はそーゆーキャラです。


そして3巻最後のお話は学校から離れて、可愛い犬耳めがねっ娘メイドを雇う話。
テコ入れですね、分かります。そして4巻の表紙要員も獲得できた、と。
その名も素敵、魔界犬耳メイド。まんま。
この娘さんが、ヒョロ夫の知る悪魔の方々とはどえらい違いで、掃除洗濯などの家事は万能。料理だって人間用のメニューを勉強して美味しいご飯を用意してくれるという、新キャラなのにヒョロ夫の生命線を握る最重要キャラとなりました。
なので必然的に花海の最強ライバルとなりうるわけで。3巻1話目で付加された"猿"属性が活きて来ますね。今後は犬猿の仲として嫁争いを繰り広げるのでしょうか(現在は花海のポイント負け大敗)。
しかし、彼女にもやはり問題があります。実は彼女には、執拗に付け狙ってくる悪質なストーカーがいたのです……。

と、いうわけで3巻3話目の肝は犬です。
とはいえ、流石の花海にも"犬"属性は付きませんでした。
代わりに魔界名探偵(表紙の犬)から"名探偵"の属性を奪い取りました。わー、花海アグレッシブ。


と、いうわけで今巻も花海の魅力満載でした。
ヒョロ夫に次いで災難率が多いですが、大体自業自得なので悲壮感が無いのが素晴らしいです。
次巻では一体どんな不幸が彼女を待ち受けているのでしょうか。

園山花海に幸あれ。




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