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「一言で言えばツンデレ格好良い」 お釈迦様もみてる 紅か白か 今野緒雪

2009年04月23日 22:53

お釈迦様もみてる_1

めでたくももの寂しい最終回を迎えた本編「マリア様がみてる」。
その主人公・福沢祐巳(実はタヌキ)の弟である福沢祐麒(タヌキ)が主人公のスピンオフ作品「お釈迦様もみてる」の感想です。

今月発売の新刊の方ではないです。
一冊目、「紅か白か」の方です。

「マリア様がみてる」本編にも度々登場した花寺学院を舞台とした物語である本作。
銀杏王子・柏木優を筆頭に、本編に登場経験のある者からない者まで個性的なメンバーの集った花寺生徒会の面々、ファンなら思わずニヤリの懐かしき単語、「あったあった」と思わせる本編に関係した裏話。
非の付け所の無いスピンオフ作品です。


物語の始まりは花寺高校入学の朝。
マリみて読者ならご存知、花寺名物紅白の分かれ道、源平関所。
しかしながら、祐麒は運動系の源氏(白)も文科系の平氏(紅)も選べず、何を血迷ったか道なき道である真ん中を直進してしまう。
花寺高校において、紅白どちらに身を置くか決めることは集団に溶け込むために大切な事である。が、どちらも選ぶことの出来なかった祐麒は孤立の道を歩む事になり、更に生徒会長・柏木優からも目を付けられる羽目になってしまうのであった。

「お釈迦様もみてる」出会い編とも言える本作では、マリみてにも登場した花寺の友人、小林正念、有栖川金太郎、高田鉄の3人も登場。比較的早い段階でアリス・高田とは仲良くなるのですが、一番の友人という認識であった小林が案外そっけなかった事に驚きでした。

しかしそんな彼ら友人ズを差し置いて、銀杏王子すらも脇に置き、目立ちに目立ったのが新キャラである安藤礼一、通称アンドレ。
柏木を光の君と呼び慕い、生意気にも反抗的な態度を取る祐麒を目の敵にする役どころ。
なのですが、拾った祐麒の図書カードを隠し持ったり、祐麒に必要な資料を先回りして借りてしまったりとやってることは地味。
そしてアンドレはツンデレだったという、美味しいところを持っていく一人勝ち状態のオチまでつけたこの男。
もう、影の主役は君で決まりだ。

本作「お釈迦様もみてる」、読了前は福沢祐麒のためのスピンオフ作品だと考えていたのですが、どっこい、新キャラ安藤礼一のための作品でした。
本編も雑誌掲載初披露が志摩子と乃梨子の薔薇様姉妹の物語であったのに、本編を福沢祐巳という最終兵器に喰われてしまったのと似た展開です。
姉は喰らうものでしたが、弟は喰われる立場でした(色んな意味で)。
福沢祐麒、君に幸あれ。

マリみてと似た雰囲気を踏襲しつつ、別作品として成立している本作。
本編「マリア様がみてる」を未読であっても楽しめますが、読了済みであればさらに楽しめること請け合いです。

と、いうところで新刊「お釈迦様もみてる 学院のおもちゃ」の感想に続きます。





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