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とらドラ! 9 竹宮ゆゆこ

2008年10月12日 22:04

手乗りタイガーに触ると幸せになれる、と評判の毒舌系恋愛コメディー「とらドラ!」9巻の感想です。ついこの間8巻が出たような気がしますが、時が経つのは早い。僅か2ヶ月で続巻の登場です。
アニメも始まりまして絶好調の本作。
アニメ見てるけど小説・漫画は読んでない。
最新刊読んでないからネタバレはごめんだ。
そういう方はちょっと待つので飛ばすか引き戻すかしてください。
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はい、ちょっと待ちました。
続き物のレビューでネタバレ皆無なんて無理じゃ。

ネタバレ? あるよ。ありありよ。
やっちゃんは超能力者なんやでー! って設定、久々見た! 一行だけ。

さあ、レビューです。
前巻で遭難した大河を助け出す際、竜児を北村と勘違いした大河は「竜児のことが、好きなのよ」と漏らしてしまいます。実際助けたのは竜児で、その言葉を聞いてしまったのも竜児。そのことで悩み、授業中大河の名を叫んで起き上がるところから物語は始まります。

前巻で実乃梨のことを諦めた竜児。
大河の告白に心苦しめる竜児。
そして今回、新たに進学に対する問題が加わります。

周りが将来のことを考えていると知り、取り残された感に焦る竜児。母の泰子と進路について話そうとしますが、泰子はのん気に「がんばってべんきょ~しまんす!」と書けばOKと言うだけ。竜児を大学へ通わせ幸せな人生を歩ませたいと人並みに願う泰子だが、家計を預かる竜児には現実的に金銭が足りないということが分かっている。
問題を認識し、すぐさまバイトを入れ、学費を稼ごうとする泰子。しかし、無理が祟って倒れてしまう。
そのことに自分を責める竜児。
竜児は「母親のため」であり、「お金がないのだから仕方がない」と考え、就職を希望する。しかし、それは万人が「正解」だと認め後々いい訳が出来てしまうこと、本当はやりたい事など決まっていないことに竜児本人も気付いている。
それでも、竜児は自立するため、母を助けるためまずはバイトを始める。

親離れ子離れは世の常で、マザコンだった竜児には遅すぎる反抗期が訪れたわけだが、周囲のためも含め、自分のために成長しようとする竜児に素直に好感が持てた。そして、それをすぐ傍でフォローしようとする大河にも。
けれど、そのことを良しとしない者がいる。足を引っ張る者がいる。それは、他でもない母親の泰子。海外留学することは寂しいけれど我慢できるという泰子だが、竜児がバイトし、自らの決めた道(就職)に進もうとすることを否定する。それは作中述べられる彼女のエゴがためであり、今までのん気でずぼらでグータラでのほほんと暮らすだけの駄目な母親、という泰子像から、一気に現実の母親まで引き落としてくれる。
竜児自身も、今まで母親に抵抗したことがなかった。自身をマザコンと称し、母の言葉に大人しく従ってきた。勉強を頑張り、バイトはせず、家事の面で母子家庭を内からサポートする。

「お母さんが死んじゃったらどうしよう」

そんな恐怖が、竜児を母親の言うことを聞く「良い子」にしていた。その想像が恐ろしくて、不安で、逆らうことを許さなかった。
しかし、現実に倒れた母を目の当たりにし、漸く恐怖を逃れ、逆に母を安心させたいと望んだ。
けれどそれを母親自身に阻害され、無駄を悟り、遂に直接衝突してしまったとき、幸せの魔法は解けてしまった。竜児は決定的な一言を口にしてしまったし、泰子はその言葉を聞いて顔面蒼白、崩れ落ちてしまった。


これは……次で最終巻かなぁ。
進学で悩む裏で、実乃梨との恋は完全決着し、大河とはなんだかうまくいきそうな感じです。大河サイドの問題は全然レビューしてないけど。
物語は加速しました。
ラスト、盛大なゴールを決めて欲しい。

*)言い訳一個。
  レビュー文中で「幸せの魔法」とか書いたけど、
  本当は泰子の超能力に引っ掛けたかった。
  1巻読み返したらテレポートしか使えないのか。
  うぅ、残念。





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