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文化部をいくつか F4U

2009年02月21日 23:59

文化部をいくつか

最近はYahoo!コミックガンガンONLINEWEBコミックハイ!と、出版社が無料提供を行うWebComicが増えてまいりました。
ロハで楽しめる良質な漫画倉庫。喜ばしい限りです。
その中で集英社より提供されているものがウルトラジャンプエッグ。2008年3月の正式公開よりほぼ1年が経ち、コミックスもぼちぼち刊行され始めました。

今回レビューするものはその中の一つ、F4U氏が送るちょいエロまったりスローライフ漫画「今夜のシコルスキー文化部をいくつか」。
11話にして打ち切り、1巻完結です。

ネタなのか本当なのかは分かりませんが、打ち切りされたのがもったいない面白さ。
著者近影の作者コメントは

「連載終わってまた無職」

悲しくなります。偉い人、誰か原稿依頼してあげて。
まあ、ネタでしょうが。単行本中で「バクマン。」について影響を受けているコメントがあるため、これもその中の台詞、

「マンガ家なんて連載してなきゃただのニート」

を受けているのではないでしょうか。そうでも思わなきゃ無職発言に涙腺が負ける。

もう一つ、著者近影について。女性の自画像で目線にモザイクかかってますが、先に発売された成年誌の単行本では同じ絵でモザイクなし。ぎゃ、逆なんじゃなかろうか?
また、作者ホームページ「naitou2」(18歳未満閲覧禁止につき注意。成分の半分はいやらしさだそうです)のプロフィールでは"凸"となっております。男性です。多分。

では、ここからは内容の感想です。ネタバレあります。

先に述べた通りウルトラジャンプエッグにてWEBCOMICとして連載されていた本作(2008年2月21日現在でも1話だけ閲覧可能)ですが、発出はウルトラジャンプの読みきり。なので、1話だけ絵柄と雰囲気が別物です。成年向け漫画出身という事もあって、話の構成もエロス成分大目です。

記念すべき第一話、「放送部」。
内容は下校アナウンス担当で大人気を拍する放送部一年・黒井今日子がその人気っぷりからお昼の放送に大抜擢され、放送中、部の先輩・山瀬明(♀)にいやんな嫌がらせを受けるというもの。
内容的にちょっとお子様には見せられません。見せられませんが、結論だけ言うと2人はめでたく付き合い始めた(?)模様。後半では洗脳ソングを使って在校生にエコ活動を啓蒙したり付け耳&泣き声語尾で萌キャラ路線に入ろうとしたり、中々の迷走っぷりを見せてくれました。後半では基本ノーパンだし。

続く2話、「生物部」。
例えるならば「見えないエロス」。部長の――名前なんだろ? 部長は容姿の可愛い女の子。落馬事故により優等生コースからはぐれてしまった彼女は、今ではすっかりただのポニー狂い。ポニー相手にはぁはぁします。背中に乗ってぐりぐりします(何をぐりぐりかは想像にお任せ)。うん、なんか、うん、一番エロイ話。
彼女の功績は野良犬を仕留めてウサギ(1話で野犬に食われた)を助け出した事です。もしくはメガネのお漏らしパンツを洗って干してあげたやさしさ。

そして3話、「オカルト部」。

「オカルトは死んだ!!!」

ニーチェばりに基本概念を破壊する発言を残し、オカルト部の部員は部長を含めてたったの2人に。無理矢理こじつけで己の不運をオカルトに変換し、UFOを招くための儀式を行う二人。
特になんと言うことは無いのだけれど、収録作の中では一番好きな作品。部長と後輩の気恥ずかしくもほのかな恋模様がよろしい。2人で気持ちを通じ合わせての「ウマウマダンス」も実によろしい。そして後輩の締めの一言が非常によろしい。

「それで――
 もう一つのは効きましたか?」
「え?」
「恋の魔法♥」

文化部の青春。オカルト部っぽいじめじめした空気なんざぽいぽい。この話は非常によろしい恋のお話。

それから4話、「新聞部」。
部活よりも、1話目からちょくちょく顔見せしてる生徒会長メインのお話。学園の闇としてスクープを狙われる生徒会長が部下に命じて「風雲生徒会室」を建造、新聞部とスクープ怪盗が難攻不落の城塞に挑む。
この生徒会長、真の活躍は後半から始まるものの、一冊通して皆勤賞――と思ったら次の5話には出てないや。成年誌単行本の裏表紙折り返しにまで出てるのに。また、作中を通して「実はドイツ人」という設定が全く語られない。というか、プロフィールが全く公開されていない。名前すら不明。
なのに作品になくてはならない重要人物。
といっても、伏線的なものは皆無ですが。
ちなみに他の文化部は後半でもちょくちょく顔見せするにもかかわらず、4話の登場人物だけ全く出てこないというちょっと悲しい立ち位置。

忘れちゃいけないのが5話、「文芸部」。
先にも述べた通り生徒会長不在の巻。しかしながらこれが数えて2番目に面白い。
自分の体験談を書き、売れっ子新人ケータイ小説家としてデビューした轟々谷猟子(ツッパリ)。次なる作品に取り掛かるものの、恋愛経験の乏しい彼女には恋愛をテーマにした作品がどうにも降りてこない。
そこへ現れるのは猟子の担当である文芸部の村上(坊ちゃん刈りのメガネ)。なよっとした見た目通りのボンボンかと思いきや、猟子の攻撃をいなし反撃を企てるほどの猛者。そして、猟子が恋する相手。
2人が織り成すちょっと変わった恋愛ストーリー。ギャグ風味の中に格闘要素も入っていてヒロインはツンデレというか素直じゃない女の子という盛り沢山の内容。とにかくこの素直になれない猟子がかわいい。
雰囲気が新しいというか、変わった角度で入ってくる感性が素敵。

ここからは今までに紹介された部活の部員達(新聞部を除く)が集合し、生徒会長の思いつきに振り回されたり皆で楽しく語り合ったり最終回で腹を切ったりする迷走展開に突入。作中でも「連載中期からのドタバタ展開」と自虐の台詞が光ります。

と、いったところでエコについて語る6話は飛ばして、部活紹介最後を飾る「漫画研究部」。
内容的には漫画描きを題材とした漫画。しかし、注目すべきはそこではなく、本編中に出てくる漫画研究部員・星島あかりが描くネコの4コマ漫画。

読んだあと、君はこう言う。
「こっち見んな!」

思わぬところで笑わせてもらった。


後半のドタバタ展開はネタの宝庫であるためツッコミ放棄。
一冊丸ごとF4U氏の雰囲気に彩られ、大変面白く読めました。
F4U氏は少々きつめの展開を描かれるのが得意な方かと思っていたのですが、本作のようなゆるいギャグ漫画もいけることが分かり、一ファンとして嬉しい限りです。まさか少年誌で氏の漫画が拝めるなどとは夢にも思っていなかったし。人気無かったとか自虐してるけど。

F4U氏の、なんかどこかで誤魔化されてるようなちょこっとずれた作風が好きです。
今後も何かの機会に一般向けの漫画を描いて頂けないものかと、ファンとして期待を胸に待ち続ける所存であります。

3話、5話、ネコ漫画は必見。
何度も触れますが特にこのネコ漫画。センスを感じます。
F4U氏の4コマ漫画も読んでみたいなぁ。





関連記事リンク
・「何かよくわからん気まぐれBlog」さん あれ?この作品、なんかエロ面白いぞ? 漫画「文化部をいくつか」を読む!!
・「今までに購入した漫画、ゲームのメモ」さん 文化部をいくつか


コメント

  1. 謎の訪問者 | URL | -

    突然の訪問、失礼いたします。
    私はこちら⇒http://juas.blog26.fc2.com/
    でブログをやっているきみきといいます。
    色々なサイトをみて勉強させていただいています。
    もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
    「やってもいいよ」という方はコメントを残してくだされば、
    私もリンクさせていただきます。
    よろしくお願いします^^

  2. スピードSk | URL | mQop/nM.

    コメントありがとうございました。
    リンクさせていただきます。

    「文化部~」見ましたけどエロいっすねw
    自分のようなガキにはまだちぃと早いかもしれませんw

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