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戦国妖孤 2 水上悟志

2009年02月18日 23:00

戦国妖孤_2

人間嫌いの人間が、人間好きの妖狐に連れられ世直しの旅をする戦国時代劇。冒頭から人との関わり合いについて悩む姿が描かれている「戦国妖孤」2巻の発売です。

1巻の感想はこちらから。

1巻から僅か4ヶ月での2巻刊行。早いですね。しかしながら貯蓄分も単行本に収録されているため、今度からは半年1冊年2冊のペースになると思われます。1巻6話収録だから。
前巻で青年1人改造少女1人を拾ったたま一家。今ではすっかり4人家族。
お父さん・たま、お母さん・迅火、バカ息子・真介に出来た娘・灼岩。捨て犬拾って「捨ててらっしゃい」なんて一コマもあり、懐いたものです。犬は拾ってないけど。

他の水上作品とのリンクが面白い本作、今巻でも見知った名前が登場します。


今回、仙道・迅火の家名が明らかになりました。フルネームで山戸迅火。山戸といえば「散人左道」の主人公・左道黒月真君・吹雪の名字(ペンネームだっけ?)。黒月斎の弟子である迅火が山戸家の出自とは。直接の子孫ではないかもしれませんが、ルーツが垣間見えました。
また、今回迅火と対決した雷堂兄妹。雷堂家といえばもちろん「サンダーガールと百鬼町」のサンダーガール・きらら。こちらも直接の先祖かは分かりませんが血縁関係は確実です。

その雷堂兄妹ですが、2巻を通して大活躍を果たしました。兄・斬蔵は霊力勝負では敗北したものの、その後脇差一本で迅火を倒しました。四尾による木・火・土・水の四属性を扱い、精霊転化による体術と馬鹿力を備える迅火の懐にあっさり潜りこむその実力。28にもなって町の平和を守るため岩を押す子孫とは比較になりません。

また、妹・氷乃はといえば灼岩と同じ霊力改造人間。断怪衆四獣将・氷岩として迅火の前に立ち塞がりました。その様は、腰から下が巨大な手の甲に座るような形。
これは、あれだ。サイコガンダムだ。サイコガンダムの手の部分だよ! 指からレーザー出してるし、間違いない。おのれ断怪衆、さてはフィギュアを4体集めると合体してサイコガンダムになるな!?
そんなわきゃ無いですが。

兄は腕っ節が立ち、闇(かたわら)を斬っては食用として金持ちに売る闇喰いなる職種。やってることはあれですが、常識と良識を持ち合わせ無益な殺生は好まない中々の好人物。実力もあり、今後の活躍が期待されます。
一方、外道に身を窶した妹は心を闇に飲まれ、雷堂家が表舞台に立つ事を悲願として奮闘。兄を心配し、兄の実力で名を立てることを目指し、呪殺請負に手を染める始末。それもこれも類稀なる霊力のため人として暮らせなかったことの反動か、「人間になりたかった」と漏らした言葉が迅火の足元を揺らします。

とんてもない化物である龍の霊力改造人間・神雲とその弟子・千夜も登場。刺客として追い来る化物を倒すため、たま達4人は旅へ出ることに。

割りと淡々と進む物語ですが、雷堂斬蔵のような刀を扱う相手との戦闘描写には熱くなるものがあります。また、新たな人間と出会う度に心揺れ動く迅火の心情も見物。
正直最初は短編になるだろうと思って舐めてました。これは中々の長編大作に化けるやも知れません。





関連記事リンク
・「プリン味サワー」さん 「戦国妖狐」2巻 人と妖の狭間で
・「ポンコツ山田.com」さん 「水上悟志」ワールドの縦横のつながりについての話
・「黒猫コミック館」さん 真の闇は人の心に潜む 戦国妖狐 2巻 感想 水上悟志


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