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狼と香辛料 10 支倉凍砂

2009年02月14日 22:58

狼と香辛料_10

ヨイツの賢狼・ホロと香辛料の効いた商人を目指すロレンスの旅路の物語も2桁の巻数を数えました。同行者である放浪学生・コルもすっかり旅の一員です。
「狼と香辛料」10巻は舞台を海の向こうの島国・ウィンフィール王国へと渡り、求める「狼の骨」にも近づいてきました。

8・9巻でのケルーベ港での騒ぎが嘘のようにとんとん拍子に進む探索作業。エーブとキーマンの名により得られた信頼は絶大であり、目的のブロンデル大修道院にも何事もなく到着。案内役のピアスキーの協力も得られ、聖遺物の調査も驚くほど順調。
いやはや、今回は大きな揉め事も起こらず、ロレンスの気苦労も少なくて済みそうだ――と侮っていたら、どっこい。背表紙の厚さに見合っただけの困難と解決策が後半に待っていました。

今巻はロレンス大活躍。超常の存在であるホロのおかげで大概の事は力技で解決できるせいか、頑張っても命がけでもいいとこ持ってかれる事がままあったロレンスですが、今回は商人同士の駆け引きが前面に出ていたおかげで面目躍如できました。

ホロとロレンスの旅は、ホロの故郷である北の地・ヨイツへ辿り着くまでという期限付き。旅をする内その制約が惜しくなったので、「狼の骨」を探すという寄り道をすることで期限を延ばそうという魂胆がありました。
が、寄り道先でロレンスはとんだ核心に触れてしまったようです。

ブロンデル大修道院に着いた一行は、宿を確保できなかったため教会の羊飼いである寡黙な老人・ハスキンズの部屋を間借りして宿泊することに。
この人物が今回のキーマン。
ロレンスはブロンデル大修道院の聖遺物を調べる際に、道中の噂で耳にした黄金の羊を持ち出すのですが、その根も葉もない噂を真実に変えてくれるのがこの人物。彼は3巻で言うところのクメルスンに住む白い巨鳥・ディアンのように、人の姿に身をやつして生きる存在。ホロと同じ神代の時代から生きる者です。
そして、再び耳にした「月を狩る熊」の名。

ホロは戦うことすら出来ずに故郷を失った者。
ハスキンズは逃げ去って新たな故郷を作った者。
過去に生きる狼と今を生きる羊の出会いが、ホロに新たな可能性の道を示唆しました。が、根無し草であるロレンスにそれを叶えることは出来ません。

故郷を失い、新しく故郷を得たハスキンズは、ホロにとって羨ましく妬ましい存在。感情的になって子供のように苦言を呈す様は珍しく、それだけ彼女の根幹に近い場所が刺激されたということ。


もう熟練夫婦のような掛け合いを繰り広げるホロとロレンス。お互いを良く知り、癒しあう姿をみせられるとほっとしてしまいます。丁度子供役のコルも居るし。
しかしまぁ、気になる伏線を残して次巻へと続いてしまいました。
第二の故郷を救われたハスキンズが、礼を言うようにロレンスへ教えたヨイツの情報。ホロにも教えられなかったそれがどんなものなのか、どのような結果をもたらすのか。

毎度の事ながら、結末と次回への引きが巧みです。
次巻の発売が待ち遠しい!

おっと、そういえばアニメの2期が製作中との事ではないですか。
今夏放送予定。次巻発売も同じ時期でしょうかね。あぁ、待ち遠しい!





関連記事リンク
・「徒然雑記」さん 狼と香辛料 10
・「フラン☆Skin」さん [ラノベ]羊と故郷「狼と香辛料」10巻
・「gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)」さん 狼と香辛料10巻の感想レビュー(ライトノベル)


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