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ドスペラード 大和田秀樹

2009年01月10日 23:46

ドスペラード

表紙を見るだけでヤバい臭いがぷんぷんしやがる……。
日本にファンタジーを混ぜ込んだ世界観で、魔法使い達が血で血を洗う抗争を繰り広げる任侠漫画「デスペラード」をご紹介。

大和田秀樹氏といえば、「大魔法峠」で関節技を極めた魔法少女、「警死庁24時」で脱ぐほどに強くなる変態鉄拳刑事、「ムダヅモ無き改革」で点数破壊の麻雀を行う日本国首相などを描いた、常識を軽く飛び越える漫画家です。
その大和田氏が描く任侠漫画が任侠物であるわけが無い。

デスペラードとは、ならず者・無法者・命知らずを意味する英単語。そこから任侠物エッセンス(懐に忍ばせた刃物的なアレ)を加え、タイトル名「ドスペラード」。
物語は国境の街ブックロウの聖竜会会頭が敵対組織に暗殺された事から始まる。抗争直前、一触即発のその街へふらりと現れたのは、2年前、何も言わずに消えた男・エイジであった。
その魔力は絶大、並みの魔法使いが何百集まろうと敵わない。しかし、彼の魔法には人前で使えないという制約があった。
会頭を守れなかった負い目もあり、聖竜会会頭の娘・マリエルの護衛に着いたエイジ。彼女を狙う刺客との戦いで魔法の使用を余儀なくされた彼は、マリエルに人払いを頼み、その強力な魔法で刺客を撃退する。
その魔法とは、「萌え」。胸元と背に大きなリボンを結わえたメイドの衣装を身に纏い、魔法のステッキ・パピコンを振る。

「ロンリー ラブリー シンメトリー
 プックンジップでロリポップ!!」

相手は吹き飛ばされながらもこう思う。

「キレイ…だ…」



この発想はなかった……。
篠房六郎氏の「男一発六尺魂」「オトナ篇」とは異なる任侠・魔女っ娘を題材とした、新たな萌えの側面を追求した作品です。
ぴくりとも萌えませんが。


始めこそ高倉健ばりの任侠者として登場した主人公・エイジですが、話が進むにつれて痛い側面がこれでもかと語られます。
・2年前の失踪は風呂場でマリエル(他2名)に局部を見られ「意外と小さい」と言われたから
・魔法を使う際のコスチュームはメイド
・魔法の属性は萌え
・旧スク水を常に持ち歩いている
・ブルマも常に持ち歩いている
・30過ぎだが童貞
・マリエルの制服をこっそり着たことがある

「その発想はなかったッ!!!!
 何という童貞!!! 何という変態じゃッ!!!」


良い意味か悪い意味かはさておき、馬鹿すぎる。
大和田秀樹作品が好きな方なら間違いなくお勧め。期待を裏切らない一品です。

物語的には「第一部・完」であり、「俺達の闘いはまだ始まったばかりだ」的なぶっ飛んだ終わり方をしています。単行本の売れ行き次第で続編執筆とのことですが、発売から1年半程経っても続編再開の話を聞かないので、第2部は永遠の欠番となりそうです。
然程残念でもないこの不思議。
なんせインパクト強すぎですから。一冊でお腹一杯ですよ。


最後に、地名について。
作中出てくる地図の上方向が西になっているので分かりにくいですが、舞台設定が未来の日本であるため、よく見ると地形が日本です。
そして地名も「ブックロウ=池袋」「ドーゲン=道玄坂」「バッキア=秋葉」「ワァニナ=浪花」。
萌えのおかげでえらい世界になったもんだ……。





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