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惑星のさみだれ 1~5 水上悟志

2008年10月07日 21:38

みなまで言うな。知ってる奴だけ手を挙げろ!
今月末10月29日に待望の第6巻が発売されるのが本作、姫と十二の騎士達の物語「惑星のさみだれ」だ!
現在ヤングキングアワーズにて絶賛連載中。

主人公は雨宮夕日。メガネの大学生。
寝起きにトカゲから「世界を悪い魔法使いから救うため力を貸して欲しい」を頼まれ、窓から投げ捨てた。その日から彼はトカゲの戦士として世界を守るべく戦うのであった。

いえいえ、水上悟志氏がそんな普通に話を進めるわけがない。

騎士達が守るべき姫・朝日奈さみだれは魔王である。元々病弱な彼女は、ある日精霊アニマから授けられた力により獣の騎士達の"姫"となり、魔法使いアニムスから世界を守るために戦う運命を背負う。しかし、アニムスを倒した後与えられた絶大な力を失い元の病弱な自分に戻ってしまうことを悟る姫は、アニムスより先に愛する世界を滅ぼすと誓った。
そして彼女に飲まれ、共感した夕日は魔王の騎士として忠誠を誓うのであった。


雨宮夕日は壊れている。子供の頃から呪いの鎖に縛られていたためだ。
しらっとした顔で嘘をつくわ、ドッキリイベントを期待してあえて常識の裏を行くわ、無表情で普通と違う選択肢をとる。
親しい人間は作れない。目的のためには容赦がない。道徳観念は非常に薄い。

そんな彼に大きな影響を与えたのは、現在三名。

まずは祖父。息子を殺されたことから夕日に「敵を作るな腹を刺される。味方を作るな背中を刺される。おれもお前も含めて人間は全てクズだ。人と関わるな孤独に暮らせ」と教え込み、破れば鎖で縛り物置に閉じ込めた。祖父の歪んだ愛は10年かけて夕日を壊した。

次にトカゲの騎士・ノイ=クレザント。夕日と運命を共にする彼は常に傍らに居て夕日の話を聞き、なだめ、たしなめ、注意し、良き方へ導こうとする。夕日の祖父が病気で余命いくばくもない折、夕日の「おじいちゃんを助けて」という願いを聞き届け、トラウマを打ち破る手助けをした。
また、魔法使いの作る泥人形との戦いの中、「ヘビの騎士を助けてくれ」と願い、夕日に叶えられてもいる。
お互いがお互いの友であり、ヒーローである。

そして今現在最大の影響を与えているのが、犬の騎士・東雲半月。
彼は夕日の師匠でもある。"風神"の異名を持つ程の格闘技術は夕日に受け継がれ、現在も着々と研ぎ澄まされている。
夕日にとって大人の代表である半月は祖父の呪縛から解き放たれた夕日が初めて"友"と呼んだ人物であり、夕日の中で占めるウェートは大きい。


世界を憎み滅んでしまえと願っていた夕日の心中は、姫と、仲間と、周囲の人間に関わることで世界を愛するように変わる。
けれど目的は変わらない。愛するが故に世界を壊し、姫と共に死を望む。

語りたいことが多すぎて追いつかないほど熱い漫画。

各巻にはそれぞれ副題がついている。
1巻:トカゲの騎士
   雨宮夕日が騎士になる話。
2巻:犬の騎士
   師匠・風神から次の幕へ送られる話。
3巻:獣の騎士団
   魔法使いの登場、そして騎士たちが揃う話。
4巻:指輪の騎士
   騎士達の背景。願いと戦う理由の話。
5巻:精霊
   さみだれ姫と目覚める精霊・アニマの話。

6巻の副題はおそらく、「勇者」。
雑誌連載分を既読の方には納得してもらえるだろう。
当たってるかは月末のお楽しみ。





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