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ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。 全4巻 渡辺航

2009年01月09日 23:47

私立華咲探偵事務所

荒唐無稽でちゃらんぽらんで自由気ままで規格外、就職先はとんでもない所長が居るとんでもない探偵事務所であった。「ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。」全4巻を御紹介。

週刊少年チャンピオン連載「弱虫ペダル」最新4巻が発売された中、敢えて逆行、過去の完結作を引っ張り出してきました。

主人公は小金田一耕太郎。長いので略して小太郎。
彼は探偵目指して就活し、書類審査だけで華咲探偵事務所への入社が決まる。
気持ちは熱く、やる気に溢れ、バリバリの探偵業を夢見る――が、小太郎以上に夢見る所長・華咲サヤ(本名は華咲サヤ子)が仕事を選り好みするため閑古鳥。職員に仕事はなく、在るのは借金ばかり。

「ウチはモエモエでエキサイティングなでっかい仕事しかしないのだ!!」

それでも、見かけによらず人情に厚い所長の気構えに感じ入るところもあり、小太郎は華咲探偵事務所での探偵業(?)を続けるのであった。

大抵は所長の力技で解決。
依頼そっちのけで己の欲望に忠実に動く所長に振り回され、登場キャラは全員暴走気味。
落ち着く暇も無いどったばったのコメディーです。


規格外所長に尾行名人、分解修理の名人、メイド、熱血、天然ボケ、犬(拾った)、ウサコ(女子校生)の7人+1匹+シークレット1が所属メンバー。後半に参入する人間ほど訳が分からなくなっていきます。

「しょぼい」の一言で依頼を切り捨てるため探偵業はあまりやってないようにも見えますが、デイトレーダーとパチスロで事務所の屋台骨を支える傍らヤミ献金のウラ取り調査なんかもさらっとこなしています。事務所が今日も健在なのは優秀な所員である尾行名人・高杉俊作(元アフロ)と修理名人・山田陵善(親バカ)のおかげ。
さらに、ちゃらんぽらんな生活を送っているように見せかけながらも、その裏では世界征服を目論む秘密結社との情報戦を繰り広げるという、真面目に探偵している側面もあり。

なんて、コミカルな部分や(少量だけ)シリアスな部分もありつつ、な本作。しかし、その最大の魅力は何気にむっつり助平な熱血・小太郎の恋愛模様。
彼はすぐ後に入った天然少女・七瀬しおりの癒し系な空気に惹かれ、すぐに彼女のことを好きになってしまう。一方で、男女問わず明け透けな所長の大胆さに、生来のむっつり根性を発揮してどぎまぎしてしまう事もあり――その上恋愛経験の少ない所長も、そんな小太郎にまんざらでもなかったりするものだから、よく分からないうちにあっという間の三角関係へと発展。

そう、この漫画は「ラブコメ」だったんだよ!!

しかも珍しい事に、「ヒロインがメガネを外すと実は美少女で――」「化粧をすると地味なあの子が輝いて見えて――」などの王道パターンは切捨て。熱血小太郎の目覚めは秋太りでムッチリになった所長に触れた時から。

天然しおりとの仲もなんだかんだで良い感じになっていた時分、食っちゃねして「新キャラ?」と間違われんばかりに太った所長。そのむちっとした肢体は触れればキメ細やかなシルクのよう、柔らかくってやさしい感じに小太郎の中の変なスイッチがONになる。
恋愛経験が皆無な所長は、恋と仕事の間にゆれる小太郎のために一念発起してダイエットに励む。その甲斐あって、一時気を失うまでに衰弱した小太郎は(ツッコミと共に)復活を果たす。
が、正月だらけたせいでリバウンド。帰省ラッシュで周りに誰もおらず、人恋しさに小太郎の家を訪ねた所長にも、テンパッた小太郎の暴走により変なスイッチがON.。だが所長は所長で小太郎が好きな相手はしおりである事を指摘し、丁度その場面に出くわしたしおりにも変なスイッチON。

三角関係完成。

結局そのまま太りっぱなしで最終話を迎える本作。所長は争う気満々で事を仕掛けます(無理矢理同棲とか)が、しおりが天然なせいで殺伐とした空気にはならず、やはりコメディータッチで幕を下ろしました。


元気が無いから笑いたくなった時、ちょっとにやにやしたくなったときにお勧めの作品。
発行部数はそんなに多くなさそうなので、見かけた時に手に取っておくのが吉です。

おっと、忘れてた。
巨大ロボとの戦闘もあるよ!





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