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鉄鍋のジャン!R頂上作戦 10 西条真二

2009年01月08日 23:59

鉄鍋のジャンR_10

最低料理人が作る最高の料理。アクは強いが取り除かずとも深みが増すのが癖のある料理人達の魅力。
「鉄鍋のジャン!R」最終10巻の発売です。

甘えん坊将軍・湯水スグルの刺客として五番町飯店へ送り込まれた伍行壊・蟇目檀・尾藤リュウジの3人。提出された課題は「千円のフカヒレ料理」。更に審査員として名乗り出たのは湯水スグルを利用し金を稼ごうと画策する欲望の塊・経同盟の面々。
初っ端から経同盟に悪印象を持たれ「点数などやらん」と宣言されたジャン。それでも自信満々なのは如何なる理由があってのことか。

四者四様の調理法を披露しながら、全員の課題突破方は同じであった。
最低料理人とアクの強い刺客連中が作る「千円のフカヒレ料理」のお披露目です。


4人全員が器として選んだのは、一杯のレンゲ。中華スープをすくって食べる、あのレンゲです。

まず料理を出したのは尾藤リュウジ。ジャンが拵えた金華ハムのスープや卵黄を横取りし、的外れな対策を取ったと侮られていたXO醤馬鹿のリュウジ。どっこい、冷えたアイスクリームに仕上げたフカヒレと、XO醤を隠し味に匂い付けを行いバーナーで焼いた熱々のパン粉でアイスとの対比。強弱のついた一品に仕上げたアイスクリーム仕立ての前菜を提出し、審査員全員を驚かせる。

続く伍行壊が出したのは食べれば食べる程に空腹感を招く伍行膳。胃の運動を促し食欲を出させる「開胃」と、消化を補い食欲を促進させる「消導薬」の効果を持つ食材によりその効果を幾重にも重ねた一品。強制的な飢餓状態により、経同盟の浅ましさを曝け出させた。

そして、それすらも引き立て役とばかりに続いたのは蟇目檀。回鍋肉勝負で一歩リードした彼はここでも他の料理を蹴散らす。たった3本のフカヒレととろみの付いた極少量のスープに小カブ(かな?)を添えただけの地味な見た目に対し、満足感による「おかわり」を引き出した。真空調理により凝縮された味は一杯で「天国に昇る」美味さ。

以上の3人と同じく1人1レンゲによる課題突破方を用いるジャン。しかし、3人の解釈は「誤解」であると断じる。
ジャンが提出したフカヒレ料理は、レンゲの上に盛り込まれた「フルコース」。大皿盛りの一品料理を千円分だけレンゲの上に乗せただけの物とは異なり、濃い味付けによりレンゲ1つ分でフルコースの満足感を与える「おかわり不要」の一品。
その満足感は、点数など与えないと豪語していた審査員達も、目を見開いて恍惚の表情を浮かべる程。

当然その勝負を制した者は、我らが主人公・秋山醤――と見せかけて、五番町霧子。
ジャンの勝利にかこつけて刺客3人を格安にて雇い入れた上、五番町飯店のシューマイや肉まんを湯水グループの冷凍食品工場のラインで造らせるなど、完全な漁夫の利。美味いところを全て横から掻っ攫っていく。

最強は五番町霧子でした……ていうオチ。
てか、ジャンの給料って12万だったんですね。最終話にして明かされる衝撃の事実。料理以外無趣味のようなので金銭問題にはならないのかもしれませんが、下手するともう小此木より給料少ないのではないでしょうか。


無印の最終巻では死んだ祖父2人がゾンビサイボーグ化して復活した本作、今回も明輝婆さんが高笑いをあげながら復活するものと思ってました。
しませんでしたね。

激化の一歩を辿る監修・おやまけいこさんとの関係をぼやいて完結を迎えた「鉄鍋のジャン!R」、再びの復活はありえるのでしょうか。上手い料理を見せられたって、トーナメント1回と厨房での勝負1回では食べたりません。むしろこっちは消化不良ですよ。
是非に、再びの復活を果たして欲しいものです。





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