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サイコスタッフ 水上悟志

2008年12月16日 23:30

サイコスタッフ

宇宙の軍人少女と地球の超能力少年が出会うとき、物語が始まる。
神代の力「サイコスタッフ」をご紹介。

受験生である柊光一は、ある日ラブレターを受け取り、放課後の体育館裏へ向かう。
手紙の差出人は桜木梅子。その可愛らしい容姿に胸ときめかせる光一。
しかし、そこに待っていたのはドキドキわくわくの告白タイムではなく、「惑星ルルイエの宇宙軍超能力部隊にスカウトに来ました」という電波の効いた一言。
彼女は光一を50億人に1人の超能力者、自らを宇宙軍の軍人と語る。
そして大学受験を目前に控えた光一は、眩暈を覚えた。

恋愛物です。「1話1パンチラ」なる裏テーマを持つ紛う事なきラブコメです。

「あんたを私に惚れさせる!!」

男らしく宣言したヒロイン・桜木梅子。
あんたにゃ勝てません。


唐突に超能力者と呼ばれても戸惑うのが普通だが、光一は元から能力に目覚めていたため、さほど驚いてはいなかった。
むしろ梅子が宇宙人を自称したことに驚き、更にそれが真実であったことに驚いた。
最初こそ梅子の「才能こそ全て、光一は才能を活かすべき」との態度に反発する。しかし、やがて彼女の努力家な性質と習得した知識・技術に感心し、彼女を認めるようになる。

一方で、光一をスカウトせんと企む梅子も、当初は彼の才能に嫉妬する一面を持っていた。
努力により172の言語を操り、軍人となり、さらに宇宙へ出て他の惑星へ出向く程のエリート。しかし、彼女の周囲はそれらを認めてくる環境ではなかった。
才能に胡坐をかき何もしない男と光一のことを決めてかかっていたが、その実、力に溺れず振り回されない確固たる意思を持つ男であることを知り、彼女の意識は変わっていく。

反発し、後に惹き合い、歩み寄る2人。

「甘酸っぱいですねー 青春ですねー」

甘酸っぱいんです。青春なんです。


本作の魅力は梅子萌え。
彼女は光一を自分に惚れさせルルイエ軍へ連れ帰るため、計算と天然を用いて彼を篭絡せんと努める。
・光一の家で手料理。彼の父親同伴(激マズ)
・光一のために手作り弁当(激マズ)
・光一の巨乳好きを攻めるべく調査、おっぱい連呼
・しおらしくして気を引く
・敵国軍人と白兵戦で圧勝
・ピンチに「がんばって」と応援
・野心の高さを暴露

ところどころ欠点になってる気もしなくも無いですが、結果オーライ。
流石は真のヒロインを蹴り落として正妻の座を手に入れた女。
逆にサブヒロインに降格されてしまった姫荻姫子は、巨乳以外すっかり目立たぬ地味な女に。作者からも「語ること少ない」と言われる不遇キャラ。でも本当に書くこと無いです。根が悪人ってことくらい。

しかし所詮は住む世界の違う2人。
ラストはちょっと切ないです。


1冊完結ですが、1冊で完結するために練られたストーリーでもあります。
カバー裏で1話30分・OVA3巻くらいと語られた本作、季刊誌連載であるが故に、1話完結・単行本一冊分構成で纏めることに苦心されたそうです。

「げこげこ」「ぴよぴよ」などの短編や、「エンジェルお悩み相談所」「サイコスタッフ」といった中編、「散人左道」「惑星のさみだれ」「戦国妖狐」といった長編まで、そのいずれもが面白い。
やはり、水上悟志作品からは目が離せません。





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