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伊勢佐木真剣卓球師外伝 ラバーズ7 全7巻 犬上すくね

2008年12月04日 22:14

ラバーズ7

Loversじゃないよ、Rubbersだよ。卓球のラケットについてるゴム面のことだよ。
卓球漫画家と思いきや、タイトルにある通り「卓球"師"」漫画。しかも外伝。
衝撃の帯文句「女子高生が肉奴隷に!?」に、買う手が止まりました。恐ろしいキャッチコピーだ。
そんな素人御免の「伊勢佐木真剣卓球師外伝 ラバーズ7」をご紹介。

暴力団東ノ本組がシノギを得るコンビニ、その名もラバーズ7。
軟派を断った腹いせに万引きの濡れ衣を着せられた添野なつきは、「すべての揉め事はボールとラケットで解決する」というラバーズ7の掟に従い卓球で濡れ衣を晴らす事になる。相手は同じ学校に通う一つ上の先輩、森岡ひろみ。実はひろみもなつきと同じような紆余曲折を経て、ラバーズ7のオーナー・東ノ本宗則(ヤクザ)の肉奴隷1号として働かされていた。
勝負はひろみの勝ち。だが、防犯ビデオによりなつきの潔白が証明され、開放される。
それを切っ掛けにラバーズ7でバイトを始める事になったなつき。
始めは反りが合わずなかなか打ち解けられなかったなつきとひろみだが、一緒に苦楽を共にするうち、やがてどちらからともなく惹かれ合って行く。

言い忘れたがひろみは男だ。


基本はひろみとなつきと宗則の三角関係。

なつきは宗則の学生時代の想い人・小林たまきの娘。それを知った事が切っ掛けで彼女の事を気に掛け始めたのは確かだが、時を経る間もなく宗則は年の離れたなつきに恋するようになる。しかし、タイミング悪くたまきと宗則が知り合いである事をなつきに知られ、男にだらしない母を毛嫌いするなつきは、宗則からも距離を置くようになる。
一方でたまたま同じときに同じ場所でサボっていたなつきとひろみは、補導員から逃げたり外人の道案内をするうちに少しづずつ打ち解けていく。また、なにかとひろみに助けられる内に好意を持ち、卓球大会で優勝してもてはやされたり卓球部で女子部員と仲良くするひろみにやきもちを焼くなど、なつきの中でひろみに対する想いは強まっていく。

三者三様、想い合い、すれ違い、ぶつかり合う。


もうLoversでいいんじゃないかと思われるほど、卓球よりも恋愛のウェートが重い本作。
作者も巻末オマケ漫画で「卓球してない」ことをネタにするほど。結構試合してるんですけどね。むしろ卓球をしないと物語りも恋話も進展しない、と言っても過言ではないのです。真剣に相手と向き合うのは、いつだって卓球台を挟んだ時――は流石に言いすぎだけど。

ちなみにお笑い面にかけても不足はありません。
特に4巻から始まったカバー裏のオマケ漫画・月刊犬上脳内劇場「まみまみ☆まみ子タン」。
ひろみの同級生で卓球部部長の岩永まみ子と、学生時代に戻った宗則との王道ラブコメ。狙いすぎでギャグになっているのは仕様です。もう、本当、ただのギャグ。


全7巻で切り良く綺麗に終了した本作。
もう古本屋にも大分安くで並んでいるところを見かけるようになりました。
興味をもたれた方はいざ古本屋へ。2巻まで読み終わったら貴方も本作の虜です。
現在サンデーGXにて連載中の「エンジェル高校」も良作ですので、既読の方はそちらから過去作へ。未読の方は「ラバーズ7」読了後「エンジェル高校」へ進まれてはいかがでしょう。


そういえば、作者の犬上すくねさんのペンネームは、手塚治虫作「火の鳥 太陽編」主人公・犬上宿禰(いぬがみのすくね)から取られたそうです。
そちらも名作ですね。「火の鳥」シリーズで一番好きな話です。
あー、読み返したくなってきた。







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