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ハチワンダイバー 9 柴田ヨクサル

2008年11月20日 23:18

ハチワンダイバー_9

縦横に9、掛けて81マスの将棋盤に潜り、無限に広がる手番の海を深く読む。
熱い、野獣味溢れる将棋漫画「ハチワンダイバー」その9巻が発売です。

男臭いくらいに無駄にテンションの高い漫画ですが、今回も初っ端から絶好調。

前巻で(受け師さんの)宿敵・鬼将会のアジトの一つに乗り込みマムシとの命がけの勝負に勝った菅田。プロの道に破れ、鬼将会の道から堕とされ、負けたマムシは死に場所を求めて立ち去る。
9巻はマムシを追いかけ止めようとする菅田のシーンから。

「仲間達が四段になっていく姿を 僕に決して向けられることのなかった賞賛 あのフラッシュの光… ズキンズキンと… しっかりと… 目に焼きついている とれやしない 焼きついているんだ」

マムシを追う内に涙と共に溢れ出るトラウマ。無念。「チクショウ」と叫ばれる言葉。

最初からこのテンションって。寝起きに山の頂上からオフロードバイクで下った気分。一気に目が覚めた。この男臭い訳の分からん涙が好きだ。無駄にこっちのテンションも上がり、危うく感動しかけそうになった。
そして文字通り壁をぶち壊し、マムシを呼び戻した菅田。彼は全力を使い果たし、マムシの胸の中で死に絶えるのであった。
おいおい。

一つツッコませてもらう。
公園の土管にあんなにネコはいねぇ(90匹いた)。


「死んだら将棋が指せん それだけの事だ
 だから俺は生きている」

相変わらず名言だらけです。

二こ神さん格好良過ぎる。ボロ布まとってダンボールハウスで暮らすくたびれたじじいが何故こうも格好良いのか。悪夢を見るような、まとわり付く、粘りに粘る潔くない泥仕合でしぶとくしぶとく命を削る、そんな将棋を指す二こ神さんが、マムシの死ぬ気を根こそぎこそげとった。
死ぬ気が失せたのは将棋筋とは正反対の穏やかな語り。
そして、空になった心と体に沁みる二つの言葉。

「一局指すか」
「食うか?」

シンプルだ。シンプル故に強い。原始中飛車の一撃のように力強いガツンとした衝撃。
魚を食らい、一局指し、笑う。そして何局も打ち続けるマムシ。
マムシはもう安心だ。


一方で、鬼将会の一端に迫りマムシを救った菅田は、羽比田が入手した鬼将会の卑劣な手段に憤る。プロ相手に将棋とも言えぬ打ち方を用い嘲笑うかのような鬼将会。
ここに来てようやく菅田の中にも「鬼将会潰す」という思いが生まれた。
――とたん、受け師・斬野・澄野から鬼将会を釣るエサにされる菅田。そしてあっという間にエサだけ食われ逃げられた三人。
拉致され、家を燃やされ、拘束され。連れて行かれたのは「天国」。

天国でバチダンやってる中、たまにハチワンて効果音があるのはご愛嬌。


一気にどん底まで落とされました、ハチワンダイバー・菅田。
雑誌連載分を既読済みのわたしとしましては、次巻次々巻が楽しみで仕方が無い。
テンション上がってきたーーーーーー!!!

はっ! 取り乱しました。失礼しました。

今回は初っ端の二こ神さんに全て持ってかれましたが、次巻では紛うことなく我らがハチワンダイバー大活躍です。主役の名に恥じない大活躍。
新刊出たばっかなのにもう次が楽しみ。

二こ神さんの泥臭い対局を読み返しつつ、次巻に期待。





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