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トリコ 2 島袋光年

2008年11月05日 23:59

トリコ_2

2巻同時刊行の週刊少年ジャンプ連載作「トリコ」。
1巻感想を未読の方はこちらからどうぞ。

世はグルメ時代。
未知なる美味に人々が魅せられる時代。
誰も食べた事のない味を求め、危険区域に踏み込む事を厭わず、猛獣と戦う事を厭わず。
それこそが美食屋。食の探求者。
主人公のトリコもその一人である。

トリコが求める食材はいずれも命の危険に満ち満ちた場所。そんなところへ好き好んで付いていくコックの小松くんは一溜まりもない。今回普通に死にましたしね。


1巻では美味そうな食い物の数々が出てきましたが、2巻の食材はいかがでしょう。
今回は10年に1度しか捕獲の機会のない深海の珍味・フグ鯨を求めての洞窟探検。美味そうというよりも気持ち悪い、怖い生物の方が多いです。

・巨大ヤスデ:無視
・サソリゴキブリ:捕獲レベル7。毒で威嚇。
・海蛍:見ただけ。
・アゲハコウモリ:食った。
・デビル大蛇:捕獲レベル21。伝説の魔獣。食う気満々。

食えんの、これ?

捕獲レベル9のトロルコングが筋張って食えたもんじゃないとの情報から、"捕獲レベル=美味さ"でないことは分かるが、デビル大蛇は明らかに食っちゃ駄目な感じだろう。
蛇もミミズもコオロギなんかも食べる人は食べる。食用のゴキブリだってある(羽毟って油で揚げて食うそうな)。
食って食えないことはないのかな? 捕獲レベル21とはいえ、ココも強い毒を使えばもっと楽に倒せたと言うし、捕獲レベル25のG2フェニックスや捕獲レベル30のドムロムの実がココのフルコースに加えられていること、伝説のノッキングマスター・次郎にあっさり倒されたことなどから、恐らく過去に捕まえて食った人もいるのかもしれない。毒持ってるけど。

しかしそんな木っ端食材など放って置いて、旅の目的でもあるメイン・フグ鯨が産卵に現れる洞窟の砂浜まで辿り着いた一行。
捕獲レベルは29。致死量0.2mgの猛毒を持つ怪物鯨。体長6メートルまで成長した後深海で10分の1まで圧縮された肉。
残念ながら2巻最後では捕まえただけで、調理し食するのはこれから。
雑誌掲載時にどういう味の評価を得ていたか、いい感じに忘れてしまったので次の巻が楽しみです。

そして近づいてくる得体の知れない何か。
盛り立てる引きで次巻に続いています。こりゃ次が楽しみだ。


さて、1・2巻の感想共に美食に関することばかり書いていますが、2巻ではそれ以外にも感心したところがありました。

それはトリコと小松くんの関係について。

一般人で単なるコックの小松くんは、正直言って美食の旅に連れて行くには足手まといにしかならない存在です。彼は自分の身を一人で守る事ができません。逃げて隠れるのにも限界があります。ココにいたっては非力な小松くんの心配ばかり。
道中、デビル大蛇戦でうっかり小松くんを見失ったトリコですが、心配するココを裏腹に平気な顔。

「心配すんな アイツは毎回きちんと遺書を残してきてるから」

念のため秘密兵器を渡しておいたとはいえ、無関心にも聞こえる一言。
しかし、やはりどこか信頼の言葉にも聞こえます。
小松なら切り抜けられる、何とかする、そういった類の信頼も一つ。
それ以外に、ここで死んでも後悔しない、信念は揺るがないといった信頼も見て取れました。
しかし、無事だった小松くんを見つけて思わず笑みを浮かべるシーンも。

なんだか不思議な関係ですね。
始めから無理を言って着いて来ているだけに見える小松くんですが、読者の立場からすれば、トリコと小松くんのコンビはもう切って切れない感があります。
読みきりの頃からのコンビだからでしょうか。

見るからに凸と凹な、ある意味バランスの取れた関係のコンビの成長を見守りつつ、次巻に期待。





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