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わたしのお嬢様 1~2 樹るう

2008年10月31日 23:56

わたしのお嬢様_2

中世風のお屋敷に、顎鬚生やしたスーツ姿の父がいて、若くきれいなドレス姿の母がいて、フリルにリボンの服で着飾った娘がいて、黒地の服にエプロンとキャップのメイドがいて。
あっという間に中世欧風漫画の出来上がり。

けれど親父はヤクザな成金。
お袋さんは粉塵アレルギーで鼻水まみれ。
お嬢に至っては野郎顔負けのお転婆振り。
メイドはメイドでドジメイド(お色気担当)。

樹るうさんの4コマ漫画、なんちゃってヴィクトリアンホームコメディ「わたしのお嬢様」を紹介。
現在2巻まで発売中。3巻で完結だそうです。
本屋に1冊あるかないかくらいなので、見かけた時は確保しておいた方がいいかも。
お勧めです。

掲載誌が成年コミックなので知ってる人は少ないかもしれません。
単行本内にエロ成分は皆無であるため、お子様にも安心して読ませる事が出来ます。

物語の中心にいるのは3人。

お嬢様:メリーベル=マーチ(メリー)
父は成金商人、母は男爵家令嬢。良家に生まれた8歳児。父親の教育方針で掃除に洗濯、料理や庭掃除まで習う一方、文系理系の学問も嗜むパワフルお嬢様。多忙な父親を見て育ったためか、ままごと感覚で税金の計算や株の売買を行う。多趣味だがホラー系に強く興味を持ち、メイドの名前を使って「怖いもの大好きクラブ」に入会するほど(後に偶然父も入会)。
一言で言うと「たくましい」。

メイド:ミリアム=ウィルスン(ミリー)
メリーとは母親同士が仲の良かった縁で、マーチ家の子守メイドとして働いている。隙が多いのか、何かの拍子に衣服が破れることが多く、作中のお色気担当になっている。活発なメリーの行動に振り回されてトラブルに遭う事も多いが、ドジな性質もあり一人でも困った事態に遭う事が多い。ビンボー萌えで赤貧苦学生のユーリが気になっている。
メリーが前に立って動く事が多いので勘違いしそうだが、題名から見て取れるようにこっちが主役。

家庭教師:ユーリ=ステア(先生)
Mr.マーチの援助を受けて大学に通っている苦学生。成績は優秀だが放蕩者の妹が作った借金を肩代わりし万年貧乏生活。いくつものバイトをこなし弟二人の世話をしながらも学年主席を取る。先祖が中国の出で、ユーリは漢字で書くと玉林(ユーリン)。巻き込まれ型の不幸体質で服が継ぎ接ぎだらけな点など、ミリーと共通する点が多い。
2巻で完璧にミリーに惚れた。


1巻は「株取引のお嬢様編」と題し、マーチ家を中心に各キャラのお披露目と魅力の紹介。特にミリーとユーリの出会いと恋愛の序章となっている。

2巻では「探偵ごっこのお嬢様編」と題し、前半部分でメリー・ミリーの背景的な部分(家庭の事情など)を描いている。後半では一転、ユーリの家庭の事情から命がけの騒動にまで発展する事件を結末まで描き、その際、ユーリはミリーを強く意識する事となった。キャラも話も大きく動くので、一気に読める単行本向けの話。


勢いだけの4コマ漫画と侮るのは大きな間違い。1巻から着実に積み重ねられたストーリーがあり、4コマ漫画という軽さもあって何度も読み返したくなる作品。作者自身がなんちゃってヴィクトリアンと称しているものの、中世ヨーロッパの感じが好き、という人にも十分お勧めな雰囲気がある。

4コマ雑誌や少年誌などに載っていればもっと人気も知名度も出たんだろうなぁと少々残念に思う反面、そういう雑誌だからこそ打ち切りなんかも気にせずのびのび描けたのかなぁ、と思うところもあり、複雑な思い。
新刊平積みしたら表紙買いする人も多かろうに。
(わたしはたまたま読んでの衝動買いでしたが)

待望の3巻はまだ1年くらい待ちそうなので、今の内に既巻分を予習しておきましょう。そうすりゃ新刊の発行部数も増えて書店で平積みされる可能性も増えるはず。

好きなものを広めたくなるのは人の性。
読んでみようかなと思われた方はご協力お願いします。





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