2009年07月27日 23:44
自分を偽って友達なんかできないよね。
子供の頃はお転婆で、同じ年頃の女の子達からは遠巻きに揶揄されて。
でも同年代の、女の子の友達が欲しくて。おっかなびっくり近付いて。だから皆から無視される。
ガンガンONLINE連載作「浅尾さんと倉田くん」1巻の発売です。
作者は「堀さんと宮村くん」でお馴染みHERO氏(さん?)。
「堀宮」からの繋がりで、わたしがガンガンONLINEを読み始めるきっかけとなった作品です。
フルカラーなので若干お値段が張りますが、逆に言うとフルカラーでこの値段かよ、とも言えます。「堀宮」は同じくフルカラーで千円しますからね。サイズが違うけど。
本作も「ばらかもん」、「今日も待ちわびて」と同じく、Phrase.1をお試しで読むことが出来ますので、未読の方はこちらからどうぞ。
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2009年07月27日 23:21
2009年07月26日 23:58
積極的なボンボン小学生に迫られて嫁入り前の婚約をしてしまうとんでも話。けれど無理矢理と言うわけではなく、家庭内で繰り広げられるファミリーコメディー。
「今日も待ちわびて」1巻の発売です。
昨日の「ばらかもん」に引き続き、無料WebComicであるガンガンONLINE連載作であります。
ガンガンONLINEは4コマ作品の最新作だけ専用ビューワーでなくブラウザでも公開しているため読みやすくて素敵です。
本作も其の一をお試しで読むことが出来ますので、未読の方はこちらからガンガンONLINEの「今日も待ちわびて」ページへどうぞ。
スクウェア・エニックスマンガ大賞ギャグ部門入選作をガンガンフレッシュにて掲載。その後お話を再構成してガンガンONLINEにて連載する運びとなった本作。
受賞作である其の零も1巻に収録されるだろうと期待しておりましたが、今巻では見送りとなっておりました。残念。
主人公の1人である野々村茉が今以上にお馬鹿で貧乏、ショタコンではなく妹のために人生をかける超絶シスコンでありました。
ガンガンONLINE上でも新春企画として掲載され、現在は公開終了しております。単行本に収録されると思っていたので保存していなかった事が悔やまれます。無念。
2009年07月25日 23:01
長崎は五島列島を舞台に、都会から越してきた書道家先生がおおらかな島民に振り回される御当地漫画。
「ばらかもん」1巻の発売です。
タイトルの「ばらかもん」とは島の方言で「元気者」の意。
無料WebComicであるガンガンONLINE連載作である本作。初出はガンガンパワードの読みきりでしたが、その後の反響からガンガンONLINEでの連載が決定。
わたしが読んだのはガンガンONLINEが初めてですが、一読したときから「これは面白い!」と感じ入り単行本化を待ち侘びておりました。
そして、遂に発売。
2009/7/22(水)発売なのでもっと早く感想を書きたかったのですが、いかんせん忙しいのと近所に本屋が無いのとで、本日購入、早速読みました。
うーん、やっぱり面白いです。
「郷土愛を全力でぶん投げます」
との作者談で始まる本作は副題が五島弁(長崎弁ともちゃいます)。方言協力はハハルミコ(母)。
母・るみこさんですか。
2009/7/25(土)現在、web上でACT.1と単行本の続きであるACT.8が読めますので、感想読む前にとりあえずACT.1を読んで頂きたい!
興味を持たれた方はこちらからお進み下さい。
では、ACT.1を読まれた方にはここから1巻の感想です(ネタバレあり)。
2009年07月21日 22:45
2009年07月20日 22:22
木材に樹液を塗って作る神様に人の心を入れて操る。どっこい、見た目はコケシ。
「神様ドォルズ」5巻の感想です。
3巻の感想はこちらから。
4巻の感想はこちらから。
東京へ集結する空守村の関係者達。
遂に器師の靄子まで上京し、匡平と詩緒が厄介になる喫茶店「メトネル」こと史場家を訪問。
そこで4巻の伏線である"アレ"が登場します。
あの、あれ。オマケマンガ「由良子の妄執」にて作成された、添い寝用携帯サイズの由良子人形。
「うわあ…
何かいろいろ嫌な念とかこもってそう……
ちょっとかわいくデフォルメしてるトコとかスゲー痛い…」
とまで姉に言わせる渾身の一作。手紙と一緒に使用する事で詩緒を呪い殺す効果があります。
さて、今巻はドキドキイベントに2度目のお見合いと、詩緒のためのラブゲームに突入かと思いきや、たらしの匡平に持ってかれました。
何もしてないのに年下にもてるなぁ、匡平。
以下、5巻の感想です。
2009年07月19日 22:24
YouTubeでのアニメ配信も26話を持って完結。DVDも好評リリース中の「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」。
その人気は衰えることなく今日も健在です。
そして発売されました、待望の3巻。一足お先に"超限定版"の発売です。
1巻の感想はこちらから。
2巻の感想はこちらから。
特典内容は、ウサ耳ヘッドホンの長門ねんどろいど(キミドリさん付き)。
そして古泉一樹が組織の一員となった際の真面目な過去話を描いた書下ろし小冊子「古泉一樹の過去」(ただし、原作の過去話とは内容が異なる場合があります)。
そして限定版仕様のカバー&カバー下表紙。あちゃくらさんは無限ライオンに組み敷かれ、朝比奈(大)は出番の無い鬱憤を晴らすかのように暴走中。
「私が主役なら少年誌くらいのエロスは必要よね!!
まいっちんぐ!!」
これ、著者近影欄のネタも通常版では変わってくるのでしょうか?
因みに限定版では「トロ・ステーション」のオマージュ「長門ステーション」にて、長門のフェイバリット・コミックスである「スケットダンス」が紹介されています。
流石にここは通常版も同じですかね。
では、ここから本編の感想です。
2009年07月13日 23:59
ギィ。
扉が開く音が聞こえたので、みんな一斉に振り返った。そして仲良く叫んだ。
「ぎゃあ!!」
なぜって、そこには人間の首から上だけが、ぼんやりと浮かび上がっていたのだから。
マリア様のお膝元・リリアン女学園を舞台に、薔薇の館で恐怖の惨劇が戸を叩く。
「マリア様がみてる」短編集「リトル ホラーズ」の感想です。
「卒業前小景」の感想はこちらから。
「ハロー グッバイ」の感想はこちらから。
究極の恐怖を貴方に。
とか、そういう話ではありません。
(そして誰もいなくなった)
なんて、物騒な言葉が出てきても。
「うまくいきすぎて、油断したね」
「一階で何するつもり?」
「さあ、何しようかね」
「まさか、戻ってきたところで、閉じ込める、なんてことは――」
「さあ」
斯様に、セリフだけ抜き出すとキナ臭く感じたりしても。
怖くない。怖くないですよ。
ふふふ……。
2009年07月12日 23:59
宵山とは何ぞや?
宵山とは、京都祇園祭の7月16日。山鉾巡行(7月17日)の前日。
その日、一日だけが異界に混じり、不思議な出来事を表出する。
森見登美彦が贈る「宵山万華鏡」の感想です。
「奇怪、痛快、あったかい。」
「くるくるとまわり続けるこの夜を
抜け出すことはできるのか。」
森見登美彦節の利いた境界ファンタジーの幕開けです。
舞台は京都。時は祇園祭の宵山。
行ったことないのでいまいち規模がピンと来ませんが、凄いらしいですね。
宵山と聞いて思い出すのは、
「誰が呼んだか宵山協定」 By「鴨川ホルモー」
どこで読んだか忘れてしまい、うっかり森見作品を読み返していました。
万城目学氏じゃぁないですか。
掲載誌は小説すばる。
6つの短編からなる、宵山を舞台とした一日の物語です。
2009年07月11日 23:33
淑女は淑やかさを携えたまま、知恵を凝らして修練に努めた。
全ては男に野球で勝つため。厭う気持ちを伝えるため。
そして試合が始まります。
「大正野球娘。」原作小説2巻の感想です。
あくまで淑女は淑女たれ。
そして、試合を楽しみましょう。
小説1巻の感想はこちらから。
漫画版の感想はこちらから。
アニメも2話目が放送されまして、原作とは別の展開で進むことが確定しました。
少々お転婆なきらいのある少女たちが若干大人しめの性格に修正されています。
双子人形の片割れ、巴は軟派なキャラに。妹の静は文学少女に。そして二人とも新聞部に所属との事。巴は新聞記者になるのが夢なので、そこを強調したかったのかもしれません。
原作だと新聞部は3巻で塚原須磨子なる新キャラが立ち上げる予定なので、この時点でやはりアニメは原作2巻までのストーリーなんだろうと予測できます。
しかし、新聞記者というものに良い感情を持たないお嬢や雪が新聞部員をすんなり受け入れるのにちょっと違和感がありました。
また、後輩の鏡子はミーハーな巴のシンパに変更されています。元々そんな感じでしたが、ミーハーな部分が強調されているようです。そしてもう1人の後輩、蝶子は消えました。替わりに入ったのがアニメオリキャラ・新聞部部長の記子。
色々と違いはあるのですが、キャラの性格や背景が変わるのはともかく、蝶子がいなくなっちゃったのがショックです。芸者の子なのがダメなのでしょうか。残念無念。彼女は小梅を慕う一人だったのに。
では、ここから原作2巻の感想です。