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エンジェル高校 1~2 犬上すくね

2009年01月21日 23:01

エンジェル高校_1

死んだ人間は魂となり、天国へ行って天使となる。新米天使の生き返りをかけた天使生活を描く物語「エンジェル高校」をご紹介。

前作「ラバーズ7」の感想はこちらから。

単行本発売前は「エンジェル高校」で検索をかけると18歳未満お断りのサイトがわらわらかかったそうですが、今ではすっかり本作の情報ばかりが引っかかるようになりました。1巻巻末では略称も「エンコー」になるということで狙っていくとの作者談ですが、もう犬上すくね色に染め直されてしまいましたね。
わたしとしては、タイトルを見て、エロス系の印象よりも真っ先に「エンジェル伝説」を思い出しました。

エンジェル伝説
これ

天使の心を持った悪魔顔の少年の話。

話としてはラブコメ――で、いいんでしょうか。
シリアスなシーンも多々ありますが、犬上すくね作品らしく、割とのほほんと進みます。
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コイネコ 6 真島悦也

2009年01月20日 22:36

コイネコ_6

ある日塀の上から告白してくれたクラスメートは、家によく来るノラ猫でした。
恋した猫が人になる、伝えたい事があるから。
「コイネコ」6巻の発売です。

相変わらずの真島節が炸裂する本作。今巻でもネコ達は己の欲望に忠実です。
人になれる猫の数も大分増えました。
ヒロイン・ナオは言うに及ばず、ミヤビにミイコにハルときて、ついにミカヅキまで。そういえば、もう一人の桜崎ナオもいましたね。夢の中で歌うたってた方。

物語りも大分進み、重要なシーンもちらほら出始めていますが、これからも恋をした猫達は増えていくのでしょうか。
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神様ドォルズ 4 やまむらはじめ

2009年01月19日 23:30

神様ドォルズ_4

コケシのお化けにしか見えない神様・玖吼理。操る詩緒ですらもコケシに見え始めた「神様ドォルズ」4巻の発売です。
コケシじゃなくて案山子ですがね。

前巻では壊れたククリの右腕を直してもらうため、匡平や詩緒達の故郷・空守村へ帰省。そこで日々乃は、匡平と阿幾の過去、そして村で起こった事件を聞きます。
過去が過去なだけに、シリアスでダークな物語が進んだ3巻。

一転して、今巻では明るいノリです。1,2巻の頃のコメディータッチな部分を押し出し、更に日々乃が期間限定でお色気担当に。流石ヒロインB。ヒロインAである妹・詩緒を大きく引き離しました。
作者曰く、流行りの[サザエさん]風味とのこと。
ただし、「こんな雰囲気もこれっきりかも」となにやら不穏な言葉も。

凡庸な主人公である枸雅匡平が、遂に特別視され始める傾向が出てきました。
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かの女は忍具ムスメ! 1~2 原作 阿智太郎/作画 板場広志

2009年01月18日 20:57

かの女は忍具ムスメ

倉の中で見つけた忍者刀は400年の時を経て九十九神となっていた。おとぼけと勘違いと少量のドキドキを混ぜ込んだ作品「かの女は忍具ムスメ!」をご紹介。

阿智太郎氏の作品で忍者物といえば、電撃文庫刊行の「いつもどこでも忍²ニンジャ」全6巻および、MF文庫J刊行の「陰からマモル!」全12巻を思い浮かべます。
上記はいずれも完結作ですが、本作「かの女は忍具ムスメ!」は現在もヤングアニマル嵐にて連載中の作品。小説原作は無く、直接板場広志氏(「MOUSE」とか描いてた人)が漫画として描いています。
ノリ的にはいつもの作風ですが、青年誌連載ということもありお色気が大目。シリアスとコメディーとエロスを描き分ける板場広志氏の絵が話にマッチしているため、大変読みやすいです。阿智太郎作品のイメージまんまですよ。

しかしどんだけ執筆ペースが速いのでしょうね、阿智太郎氏。電撃文庫では「トラジマ!」書いて、MF文庫Jでは「魔界ヨメ!」書いて、REDチャンネル(WEB)では「やぶっ蚊BOYチッチ」書いて。ゲーム作品のシナリオも執筆中なのでしょうか。凄すぎです。
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ストロベリーシェイクSweet 2 林家志弦

2009年01月17日 23:23

ストロベリーシェイク_2

女だらけの恋の祭典、男不要の百合世界。
「ストロベリーシェイクSweet」2巻の発売です。

1巻のレビューはこちらから。

季刊誌連載という事もあり、1巻発売から数えてちょうど2年。
もう出ないんじゃないかと思って密かにドキドキしておりましたが、無事発売されていました。書店で平積みされているところを見てほっと一安心。
しかもちょっと分厚い。1巻で7話収録のところ、2巻では一挙10話+オマケ2つを収録。待たされた分詰め込んでるなぁー、と思ったら
最終巻でした
うぉーーーい。

2巻を一言で語るならば、
浅川蘭、開眼
油断するな、奴は強敵だ!
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ぜふぁがるど 柴村仁

2009年01月16日 23:28

ぜふぁがるど

幼馴染は異世界のお姫様。なんて突拍子も無い事実を隠し、ヒーローはヒロインを守る。異世界から来た空飛ぶトカゲから力を授かり、少年は変身する。柴村仁さんが送るおとぼけヒーロー噺「ぜふぁがるど」1巻をご紹介。

電撃文庫で変身ヒーローといえば真っ先に阿智太郎氏のドッコイダー@「住めば都のコスモス荘」を思い出します。
ですが、同じおとぼけヒーローの括りとはいえ、ゼファガルドは眉毛の生えた青い奴とは異なり、エイリアンチックな容姿をしています。

物語としてはヒーローになる→始めての戦い→初めての敗北→謎のライバル登場と、まだまだ序章の域です。
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侵略する少女と嘘の庭 清水マリコ

2009年01月15日 23:59

侵略する少女と嘘の庭

清水マリコさんが送る「嘘」三部作の三作目。少年は運命の相手を占う遊びで嘘を吐いた。現れたのは悪魔だった。「侵略する少女と嘘の庭」をご紹介。

「嘘」三部作も本作で完結。
三部作全てに皆勤賞である、一作目主人公・ヨシユキの父、川原ヨシオは本作でも登場。迷える少年を導きます。
また、同じ舞台で前作「君の嘘、伝説の君」から2年後という設定のためか、二作目主人公・浅井操も登場。

妖精、魔女ときて、本作のヒロインは「悪魔」。
美人だが裏表の無い率直な言動で周囲の人間関係をぶち壊す、キラー悪魔中山こと中山りあ。
タイトルにもある「侵略する少女」の名を冠するに相応しい言動で主人公・早川牧生に取り入り、幼馴染達との腐れ縁を断ち切ってくれました。

三部作最終巻は「嘘」シリーズと呼ぶに相応しく、冒頭から嘘だらけ。
そして、読了感には希望があります。
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君の嘘、伝説の君 清水マリコ

2009年01月14日 23:58

君の嘘、伝説の君

清水マリコさんが送る「嘘」三部作の二作目、クラスメートの女の子に「作文をください」と言われて始まる物語、「君の嘘、伝説の君」をご紹介。

一作目「嘘つきは妹にしておく」のレビューはこちらから。

一作目のレビューにて紹介しました清水マリコさん主催の劇団「少女童話」ですが、残念ながら現在は活動をお休みされているそうです。
その劇団、及び清水マリコさんのサイトはこちらの「少女童話 LoveMaskWorld」です。
MENUの「履歴&日記」から清水マリコさんのブログ「嘘つきは物書きにしておく」へもアクセスできます。

さて、一作目「嘘つきは妹にしておく」では物語の妖精が招くファンタジーでした。
転じて、二作目の本作「君の嘘、伝説の君」は魔女が導くリアルです。
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プシュケの涙 柴村仁

2009年01月13日 21:50

プシュケの涙

「導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい」
少女は何故自殺したのか。
一人はそれを否定するため、一人はそれを真実にするため共に自殺の謎を追う。
「我が家のお稲荷さま。」でお馴染み柴村仁さんが送る悲恋の物語、「プシュケの涙」の発売です。

「我が家のお稲荷さま。」はもう出ないのか。
新シリーズ「ぜふぁがるど」の続編はどうした。
などと野暮な事も考えはしましたが、柴村仁さんの約1年ぶりの新刊です。まず買ってみて一読し、内容を吟味し、然る後に評価しましょう。

まずは表紙をご覧ください。
手を繋ぐ2人の人物。背中から落ちていく少女と、頭から落ちていく少年。彼らは暖色系の色に瞬くような光で塗られています。ほんのりと暖かみのある、希望、もしくは恋心のような想いが見て取れます。
その背景には、白地に淡い配色で重ねられた寒色系の蝶達。表紙右にはこれも寒色系で書かれたタイトル、その中の「涙」の字も手伝い、全体的に寂しい・切ない感じが現れています。

これだけでも悲劇の結末が予測されます。しかし、人物中に見る暖かみから、悲劇の内の幸福も見ることが出来ます。

心して読みましょう。
じわじわきます。
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とらドラ・スピンオフ! 2 竹宮ゆゆこ

2009年01月12日 22:52

とらドラ・スピンオフ_2

アニメ絶好調、本編もクライマックスに向けてまっしぐらの注目作「とらドラ」、その番外編である短編集「とらドラ・スピンオフ!」2巻の発売です。

本編の方ではマザコン・高須竜児が反抗期真っ盛りで大河と一緒にいけない方向へ突っ走り大変気になる展開で終わっています。今巻後書きにて本編10巻もそう間を開けずに出す予定とのこと。待ち遠しいです。
アニメの方も父親との話が出て切りよく1クール終了かと思ってたら、2クール突入中。これはひょっとすると最終話までカバーする寸法なのでしょうか。次巻が最終巻であれば、という前提がありますが。

本編は本編で楽しみにしておくとして、今巻は短編集。電撃文庫MAGAZINEに掲載された4話+書き下ろし1話の計5話が詰まっています。
収録タイトルは以下。

・虎、肥ゆる秋
・春になったら群馬に行こう!
・THE END OF なつやすみ
・秋がきたから畑に行こう!
・先生のお気に入り
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