--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

わたしのお嬢様 1~2 樹るう

2008年10月31日 23:56

わたしのお嬢様_2

中世風のお屋敷に、顎鬚生やしたスーツ姿の父がいて、若くきれいなドレス姿の母がいて、フリルにリボンの服で着飾った娘がいて、黒地の服にエプロンとキャップのメイドがいて。
あっという間に中世欧風漫画の出来上がり。

けれど親父はヤクザな成金。
お袋さんは粉塵アレルギーで鼻水まみれ。
お嬢に至っては野郎顔負けのお転婆振り。
メイドはメイドでドジメイド(お色気担当)。

樹るうさんの4コマ漫画、なんちゃってヴィクトリアンホームコメディ「わたしのお嬢様」を紹介。
現在2巻まで発売中。3巻で完結だそうです。
本屋に1冊あるかないかくらいなので、見かけた時は確保しておいた方がいいかも。
お勧めです。

[ 続きを読む ]
スポンサーサイト

マンガ家さんとアシスタントさんと 1 ヒロユキ

2008年10月30日 21:56

漫画アシ

ある人は言いました。
 「タイトルが長い」
ある人は言いました。
 「そのまんますぎ」
ある人は言いました。
 「センスがないよね」

そんな各地で大絶賛(?)のギャグ漫画「マンガ家さんとアシスタントさん」。
この作品は中二程度の妄想を過分に含みます。ご使用の際は専門家の指示に従い、読みすぎにご注意ください。
また、一度読むと「変態漫画だ!」と先入観を持ってしまいますが、直接的エロス成分は少な目となっております。主に主人公が変態なのでそう感じるだけです。

比べちゃ駄目なのは分かっているのですが、小学館の炎的なアレや、集英社の漫画家目指してます的なソレと見比べると「ちょっと頭冷やそうか」と表へ連れ出したくなる作品です。
[ 続きを読む ]

惑星のさみだれ 6 水上悟志

2008年10月29日 21:20

惑星のさみだれ

熱い少年漫画「惑星のさみだれ」第6巻が発売されました。
獣の騎士団も姫と十二人の騎士たちが揃い、幻獣の三騎士の内ユニコーンの力を得、倒した泥人形の数は8。全十二体のアニムスの泥人形の内3分の2を撃退し、戦いはいよいよ後半戦へ。

既巻(1~5)の感想はこちらでどうぞ。

突如現れた一つ目の怪物。その名は泥人形。宇宙を滅ぼし全知全能の存在になろうとする魔法使い・アニムスの作り出した恐るべき怪物だ。
何の説明もなく現れた泥人形だが、2巻でサザエさんのタマよろしくそいつのド頭かち割って現れたのはなんとトカゲ。彼こそはトカゲの騎士・ノイ=クレザント。しかし続く3巻ではカラスの騎士・ムーに連れ去られそうになる。4巻ではトカゲ拉致事件を未然に防ぐべく黒猫の騎士・クー=リッターの助けが入るものの、健闘むなしく5巻ではネズミの騎士・ランス=リュミエールの目の前で連れ去られてしまうのであった。
泥人形の頭上で繰り広げられる悲劇はこの先一体どうなってしまうのか!?

何言ってるか分かんなかったら"著者近影"という言葉を覚えておこう。
冒頭から余談になってしまったが、ついでに言っておくと6巻の目次欄はトカゲがキモい。
キモい


じゃ、ネタバレ感想始めます。
読んでない人とかネタバレ嫌いな人なんかは、ちょっと待っている間にブラウザを閉じるか読み飛ばしてくださいませ。

[ 続きを読む ]

ドージンワーク ⑥ ヒロユキ

2008年10月28日 23:26

ドージンワーク

金に意地汚く欲望に忠実な女子高生がエロスの世界で一山当てようとして冥府魔道に堕ちて行く4コマ漫画「ドージンワーク」最新にして最終、第6巻の発売です。
とはいえ、本編は5巻までで終了しています。
今巻はスピンオフ作品となり、ソーラの同級生・清水しず(悪辣策士・露理の手により冒頭から冥府魔道に堕ちている)が主人公の話となっています。また、既刊と異なり、コマ割りスタイルでの連載作。

初めて露理からイケナイ世界(陵辱系エロ同人誌)を見せられてから早三年。
三年の間でしずはすっかり冥府魔道(同人業界)に堕ち、社会復帰は絶望的となっていた。
中学生にして壁配置の大手サークル、二千部を完売する売れっ子同人作家。
しかし内容はエロス方面、サークル名は「パンツ革命Jr」、本の名前は「RYOZYOKU」。
とても人には言えない。そもそも無理やりやらされているのだと心の中では否定するが、愉悦を感じてしまう体が踏み止まるべき道を誤らせる。

と言うか、根が単純なお調子者なのですぐいい気になって乗せられてしまう残念な子。


さて、ここから先はネタバレ感想です。もう大概ばらしたような気もしますけどこっからが本番。
未読の方、ネタバレすんなって方はちょっと待ってる間に引き返すか読み飛ばすかしてくださいませ。
[ 続きを読む ]

GUNSLINGER GIRL 10 相田裕

2008年10月27日 23:47

ガンスリンガーガール10巻表紙

胸が痛くなる、戦う少女達の物語「 GUNSLINGER GIRL 」の10巻が発売されました。今巻には限定版もあり、そちらはデフォルメキャラたちのイラストも多数載るイタリアガイドブック付き。

表紙で見る通り、トリエラがメインのお話です。
4巻以来の"あの"話が出てきます。
ガンスリファン、トリエラファンの方ならこれだけでお気づきでしょう。


このレビューにはネタバレ成分が含まれています。未読の方、またはネタバレ御免の方は、ちょっと待つ間に引き返すなり読み飛ばすなりしてくださいませ。
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
はい、ちょっと待ちました。

冒頭でも書きましたが、今回はトリエラのお話。
かつてヒルシャーの視点から語られたトリエラの過去。その中で出てくる監察医のラシェルを彼女は「お母さん」と評します。
それを知って以降、ヒルシャーとトリエラの関係は兄妹(フラテッロ)と言うより家族(ファミリア)と呼ぶ方がしっくりくるようになりました。

ヒルシャーの立場は他の担当官達とは違います。
復讐や職場復帰などを目的として義体と兄妹になった訳ではなく、彼の目的はあくまでトリエラ自身。彼女を守り、長く生きてもらうためにヒルシャーは立ち回ります。
トリエラは担当官を守るため、条件付けに従って戦い、守り、怪我を負います。しかしそれは義体の寿命を縮める行為。なのでヒルシャーはトリエラが戦い傷付くことを厭う傾向が強くあります。
そんな立ち位置が、子を守る親のようだな、と感じます。

今回はとうとう、任務に義体を用いず、自ら単独で目標を始末しました。結果、己が傷を負い、トリエラはヒルシャーを責めます。
義体は戦うために存在する。死ぬ日が来るまでただ戦うしかない。
条件付けのためか、社会福祉公社という環境のためか、トリエラは自分のことをそれだけの存在と判断しています。それ故に、「ただトリエラが大切」なヒルシャーとは行き違いが生じてしまいます。


ヒルシャーから逃げ出してしまうトリエラ。街中で薬物依存の症状が出てしまう中ナポリマフィアに狙われるが、偶然通りかかった知人の検事・ロベルタに、安全な場所・マリオ・ボッシのアジトへ連れて行ってもらう。
マリオ・ボッシはヒルシャーとトリエラの過去を知る数少ない人物。
トリエラは己の死期が近い事を告げ、自分の過去を教えてもらう。
自分が生き続ける限りヒルシャーを呪縛してしまうと考えるトリエラ。一度は死んでヒルシャーを開放しようと部屋の戸を閉めるが、心の底から湧き上がる感情に足を留め、ヒルシャーと共に生きて死のうと彼の元へ戻る。

湧きあがるものは愛情。
それは兄弟としてか、父と娘か、それとも恋人か。
愛情が、トリエラに生きることを決意させた。


過去を知り、生きると決意する事で結末を迎えたような感のあるトリエラの物語ですが、実際はここからでしょう。
結末の近い彼女達の命はどのような物語を紡ぐのでしょうか。


真剣な展開の連続。
ジョゼとジャンの暗い背景、クローチェ事件も核心が近づき、シリアス展開は止まるところを知りません。
物語が進み、終末へ向かう事。
それは少女達の死が近づく事。

話が暗いよ。
こんな時こそムードメーカー・リコの出番だ。

リコっ面

暢気なリコっ面になごむなごむ。
ああ、リコが居て良かった。




イタリアガイドブック


さて、こちらが限定版に付属のイタリアガイドブック。
作中では見られないデフォルメされたキャラ達がイタリアの土地柄やファッション、料理などを紹介してくれます。
シリアスな物語の後に読めば重い空気も和みます。

イタリア人の感覚だと一番もてるのはトリエラだそうですよ。



SOUL EATER 13 大久保篤

2008年10月26日 23:22

ソウルイーター

夕方のアニメが絶好調、深夜のLATE SHOWが超迷走中の「SOUL EATER」も遂に13巻。魔女アラクネとの戦いで物語も盛り上がっております。

「ソウルイーター」の主要人部は3組。
(ネタバレあるよ)

最もメインなのは最初から純粋にデスサイズを目指す職人・マカ=アルバーンと魔武器・ソウル=イーター(カマ)のコンビ。特にマカは優秀な職人である母と最強の武器・デスサイズである父を持つサラブレッド。黒血と狂気に彩られたソウルの精神状態を正気の淵へと留め、2人で一緒に強くなろうと心を通わせ合うベストコンビ。
でも13巻ではほとんど出番なし。

続くは俺様最強で目立つ事第一の職人・ブラック☆スターと魔武器・中務椿(暗器)のコンビ。自己主張の強いブラック☆スターを椿が包み込むように受け入れる事でバランスを取っている二人だが、ブラック☆スターも椿を思いやり見守る信頼関係の取れたコンビ。元々は自分を認められたいという自己主張のために最強で最高に目立つ自分を目指し、一時期鬼神の道に踏み込もうとしていたブラック☆スターだが、椿の実家にて中務家の無念を晴らし武の極みを目指すと約束する。
BREW争奪戦以降のスランプからようやくの脱出。ここからがブラック☆スターの真骨頂発揮。

そして最後に最強トリオ、死神の息子・デス・ザ・キッドと魔武器・リズ/パティのトンプソン姉妹(二丁拳銃)。お互いがお互いを尊敬しあうバランスの取れた関係で、主要3組の中でも飛び抜けた存在。ただし、キッドの几帳面さと馬鹿姉妹の能天気さで他2組に劣るとも勝らない感がある少々残念な組。
今回は不死の狼男・フリーと共闘しアラクノフォビア大幹部の一人・モスキートと争う。


13巻の主題は以下の3本。
・復活のブラック☆スター(序)
・オックス君とキム(魔女の死武専生)の決着
・キッド&フリーVSモスキート(序)

弱い心が招く鬼神の道への誘惑を跳ね除け、武の道を歩む覚悟を決めたブラック☆スター。アラクノフォビア本拠地にて三度目のミフネとの対戦。
眼に星を宿したブラック☆スターに対し、本気の無限一刀流で立ちはだかるミフネ。部の道の遥か先に居るミフネを超えて先へ行くと宣言するブラック☆スター。
果たしてブラック☆スターはミフネを超えられるのか。
今回は決着の前にザッピングして場面が変わったため結果は先送り。

一方、前巻でキムに腹をぶっ刺されたオックス君。
スパイ容疑をかけられ、アラクノフォビアの道徳操作機で悪意に染められた職人・キム・ディールと魔武器・ジャクリーン・オー・ランタン・デュプレ(ランプ)。
オックス君のピンチにハーバーがキムを刺し返すが、魔法により復活。
常日頃からキムを天使と評していたオックス君だが、今回それが真実であったと再確認。
というか、キムの魅力爆発。
魔女はその能力に対応した生き物の化身となっているが、キムの場合のそれは「再生を司るタヌキ」。それを告げるときの上半身を乗り出しお尻を突き出したポーズの可愛いこと。しかもふくよかなタヌキの尻尾つき。
はー、オックス君は人を見る目がありますね。

好きです

なるほど、タヌキ娘。命を欠ける価値のある愛らしさだ。
今の今まで狐の尻尾こそ最高と判じていましたが、タヌキもなかなか。
そんな自分のフェチ心にストライクでした。

さて、タヌキ娘を堪能したところでメインディッシュのキッド戦へ進みましょう。
死神の息子と不死の狼男との共闘にさしものモスキートも苦戦を強いられ、BREW争奪戦では見られなかった「二百年前の姿」に戻ります。

「二百年前の姿… それすなわち…
 私が一番速くて鼻だった時代だ」

何言ってんだこのじじい。
速いのはまあ、分かるわけで。虫みたいな姿で四肢も瞬発力の高そうな形状に変化し、確かに鼻もかつてないスケールまで巨大化したわけですが。
自己評価で「鼻」なんて言葉使わないだろう。
出オチのじい様は2人の協力技によりあっさり仕留められてしまいます。
そして現れる第3形態、「四百年前の姿」。

「なんかつまらん形になった」
「前の方が強そうだったな」

と、第3形態フリーザに対する評価のような台詞を口にするトンプソン姉妹。
だがその力は本物。"蚊"から"吸血鬼"へと変貌を遂げたモスキートに対し、キッドもフリーも一撃で倒れてしまう。

いいところで終了となりましたが、次巻予告を見ればキッドが新たな力に覚醒する予感、彼のコンプレックスである頭の三本線のうち、真ん中の一本がシンメトリーになろうとしています。
なんだかわくわくする展開。次巻も目が離せません。


しっかし、巻末のオマケ漫画、酷いな……。
「目の病んだカッパ」って……。



おおきく振りかぶって 11 ひぐちアサ

2008年10月25日 23:59

おおきく振りかぶって

スポーツ物はあまり読んだりしないのですが、たまに見ると面白くてそのまま引き込まれる事があります。
本作、「おおきく振りかぶって」もその一つ。きっかけはアニメ。
TV効果は凄いですね。見やすいし、分かりやすいし、全国区だと知名度は一気に上がるし。

主人公・三橋廉は中学時代、祖父の経営する三星学園でひいきを受け野球部のエース・投手を3年間務めた。そのせいでチームメイトに無視され負け続けた中学時代。
高校進学の際に逃げ出した先、他県の西浦高校では野球を辞めるつもりでいたが、軟式から硬式になって初年度の西浦高校野球部に捕まり、もう一度投手としてマウンドに立つ。
自己評価の極めて低い三橋だが、遅い球速を補って余りある5つの球種(まっすぐ、速いまっすぐ、カーブ、シュート、スライダー。本当はもう一個あるらしいけど未だ不明)と、プロでも出来ない9分割のストライクゾーン投げ分けで次々とバッターを打ち破っていく。それは三橋だけの力ではなく、捕手・阿部隆也の分析力と組立てに因るところも大きい。
硬式一年目。選手は1年生のみ、10人。顧問は野球に詳しくない、監督は女。
聞けば逆境だらけのような状況だが、理論的・合理的な練習方法や熱意と技術に優れた監督の指導などにより、夏の高校野球で快進撃を遂げていく。
初戦から去年の甲子園出場・桐青高校とぶつかり、5対4で辛くも打ち破る(アニメはここまで)。

三橋のマウンドにかける執念(沖曰く「投球中毒」)は異常。中学時代罵られても無視されても腕を折られそうになってもマウンドを降りなかった3年間。それは西浦高校に入ってからも同じで、「わがままが通じないのがいい」と言っていざとなれば替わると口にしているが、桐青高校との試合で握力が落ちシュートを投げ損じた後も、執念で立ち上がり続投し続けた(阿部も監督も本気で替えるつもりはなかったが)。
我侭にも取れる態度だが、「マウンドを譲りたくないのは投手として長所」と安部に評されている。それは安部がかつて組んでいた投手が80球で必ずマウンドを降りることに反発しての言葉でもあったが、三橋が安部を信頼し、高校でも投げ続けるきっかけとなっている。
ただ、西浦高校のちゃんとした投手はまだ三橋しかいない事から、最近の話では安部も大分過保護になってきている。「三橋が故障=夏大会の終了」が安部の頭の中にあるらしく、三橋の体調管理にまで口を出し過ぎている感があり、口調の厳しさから三橋に恐れられてもいる(他の選手とは仲いいのに自分は怖がられている事から、この事は安部のプチトラウマにもなっている)。

で、ここから11巻の話も入ってきます。ネタバレもあるよ。

三橋と安部の歪な関係は安部の父からも指摘され、11巻ではお互いの内心の描写により、通じ合っているようですれ違っている点が強調されている。安部自身も内心、三橋と自分の関係はおかしい、と考えてはいるものの、三橋がどーもこーもな性格のためなかなか改善できないでいる。一方で、自分の気持ちは三橋に通じている、と過信しているところもあるため、改善のための起点にもなれていない。

西浦高校は勝ち進み、次は5回戦。相手は美丞大狭山高校。
桐青高校を打ち破った西浦に対し、美丞大は情報分析し、三橋を打ち破る算段を立てる。
安部の分析力、三橋のコントロール力を逆手に取り、投球の組立てに投手の考えが介在しないという隙を突いて初回から3点のリード。

次巻からは1回の裏・西浦高校の反撃が始まるのだが、予告を見る限り苦戦を強いられる様子。


勝つか負けるかの展開ももちろん大切ですが、今巻での件は三橋と安部の関係性改善のきっかけとなりそう。過保護と依存の一方行的な関係から、両方向の信頼関係に発展できればいいのですが。
「投手なんてみんな我が強くてキズつきやすい」と言う安部自身も十分我が強くてクセのある人間なわけで。やろうと思って上手くいくわけでもないんでしょうなぁ。



放浪息子 ⑧ 志村貴子

2008年10月24日 23:02

放浪息子

世の中に、コミックビームなる雑誌がありまして。
その中の連載作に、「放浪息子」なる作品がありまして。
その8巻がこの度発売したわけですが、
こいつがどえらい面白い。

主人公の二鳥修一は女の子になりたい男の子。
可愛い服が大好きで、それを着るのが大好きで、可愛くなった自分が大好きで。
でも男の子が女の子の格好をすると笑われたりからかわれたりするので、その事で夢を見るくらい悩んでいる男の子。
何度か「女装しません」と誓いを立てたりもしましたが、好きなものは辞められない。

でも今回はやりすぎだろ。
段階的に調子に乗って、悠々デッドラインを超えてしまいました。

8巻は修学旅行(7巻参照)から帰ってきて、進級とクラス替えにより友達がバラバラになってしまったところから始まります。
クラスが違ったってお友達はお友達。一緒に登下校したり寄り集まってお喋りもします。

さて、ここから先はネタバレの世界。未読の方、ネタバレ御免の方は固くお断りしております。ちょっと待つので引き返すか読み飛ばすかのご選択を。
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
はい、ちょっと待ちました。

今回のキーパーソンは新クラスで修一の隣席となった土居くん。
覚えてますか、土居。小6の時に「千葉さん好きな奴」事件で岡と殴り合ってゲロ吐いた奴です。
千葉さんに「言動も行動も臭いも嫌い」と言われてぶち切れた奴です。
まあ、岡とコンビでちょくちょく出てるので忘れるほどでもないですが。

土居はたまたま街で見かけた修一が、きれいなお姉さんと一緒だったところを目にします。それ以来そのお姉さんがなんとなく気になる土居。修一宅まで押しかけ、姉経由(姉同士が友達)で修一のメルアドを知り、「あのお姉さんに会わせてくれ」と言い出す始末。

困った奴だ。

それで結局言いなりになってしまう修一も修一なわけで。
しかし、いざ会ってみるとお姉さんはきれいなお兄さん(オカマのユキさん)だったわけで。しかも恋人持ちで同棲中なわけで。
そりゃすごすご引き下がるしかないわけで。

そして目覚める土居。

「男の美人て想像つかねえ わかんねえ」

物思いに耽る中、思い出すのは修一のこと。

「あいつもあんなふうになんのかな」

そして、思い立ったが即行動、修一に女装させて素直に「かわいい」と感想を口にする土居。

「おまえこれで学校来いよ」

困った奴だな!

そしてまんざらではない修一。不覚にもどきどきしてしまいます。
もちろんそれは土居に対しての恋心、と言うわけではなく。
クラスメートに女装癖がばれてしまう事に。
女装姿を見られる事に。
そして女装して登校する事に。

終わったと酷評すべきか。
始まったなと評価すべきか。

ここを読んでいて、1巻で高槻くんに言われた台詞が脳に木霊しました。

「とんだオカマ野郎だ」
(言われたのは夢の中でだけど)

8巻の最後はマコちゃんのモノローグで締められました。
ひざを抱えて小さく座る彼が、その時の状況を端的に表しています。

ポカンとした顔で。
小さくなって。
隅っこに丸まって。

まるで不安の塊でした。


どえらい引きで終わってしまいました。
これから続巻出るまで10ヶ月も待つのか。
ええい、このもやもやをどうしてくれよう。



堀さんと宮村くん 1 HERO

2008年10月23日 22:51

堀宮1

web漫画っていいですね。
タダだし。一杯あるし。面白いし。
探せば知らないところにわんさか埋まっている傑作達。
その中の一つが今回ご紹介する「堀さんと宮村くん」。
本編はとっくに終了していますが、現在も週に2・3話オマケがアップされてます。
トーンはないけどフルカラー。

堀さんは今時の女子高生。化粧もお洒落も忘れない。けれど成績優秀で、生徒会のお仕事も頼まれて手伝ってます。
でも家では地味な格好で料理に洗濯にお掃除に。とっても家庭的な女の子。
得意技はビーム。

宮村くんは目立たない根暗な少年。だがそれは仮の姿。一歩学校を出れば、パンクな格好でピアスに刺青。けれど不良ではないのです。そういう格好が好きなだけ。
ちょっとホモ疑惑あり。話数が進むと酷くなる。

そんな二人の物語。


今回コミックスに収録されているのは十話まで。まだまだ序盤です。ほんの触りです。
本編は全部で140話。オマケも入れると200話を超える本数。
これから出ますね。わさわさ出ますね、コミックス。

収録最後の十話目でようやっと出てきた生徒会長・仙石翔。
成績は学年一位、可愛い彼女もいる、皆からの人気もある。
始めこそ高圧的な敵役として登場した彼ですが……
あー、駄目だ。ネタバレします。そんで仙石会長の魅力を語る。
webコミックを未読もしくはネタバレ嫌じゃ、と言う方は回れ右してお立ち去りなさい。もしくはこの記事飛ばして。ちょっとばかし待ちますので。
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
    :
はい、ちょっと待ちました。

わたしは完璧振るけどどこか欠けてる人間が好きです。
仙石は完璧な人。
頭は良いし、見た目も良いし、可愛い彼女はいるし。
けど小さい頃から堀にいじめられてた。作中では小学低学年までなんて言っているが、今でも立派にいじめられてます。いじめっ子、堀。いじめられっ子、仙石。これは彼女公認の公式設定。
色んな物が苦手。
虫が苦手。でも彼女のレミが怖がる振りをすれば助けてあげる勇気がある。
怖い人が苦手。でも風紀を乱す生徒には注意を促す責任感がある。
地震が苦手。ちょっとの揺れですぐ隠れる。
怖い話が苦手。布団に包まって隠れようとする。
堀が苦手。幼馴染の気安さから京ちゃん(堀京子だから)と呼んでしまうが、理不尽に殴られる。
宮村の頭突きが苦手。一発かまされてトラウマになった。
すぐに痩せる。重ね着しないと人に心配されるくらいガリガリ。重ね着しなくても心配されるくらい痩せ細っている。

仙石翔は完璧な人。完璧だけど弱い人。弱い人だけどここぞの時は逃げない人。

仙石関係のエピソードは好きな話ばかり。その中でも一押しは、彼女の綾崎レミと付き合うきっかけの話。
レミは可愛いのでクラスの男子に大人気。けれども仙石は容姿を重要視しないので割りと気にしてない。
始めにアプローチし始めたのはレミの方から。多分仙石がトンボから助けてくれたのがきっかけ。そして友達の河野桜とも仲良くしてくれることも。それから、本の貸し借りなどを通じて仲良くなっていく二人。
ある日、「世界が終わる一日前の話」を読んで、仙石なら何をするかという話になったとき。

「綾崎さんに告る。そして宇宙のチリとなる。オワリ」

それからすぐさま顔を真っ赤にして「ごめん忘れて」と宣う仙石。

シリアスだけじゃないぜ。ギャグもいけるぜ、仙石。基本弄られキャラだから。えらそうで実際えらくて態度もでかいのに。


ようやく発売された書籍形式の1巻。webコミックも良いけど、ページをめくって読む方が手に馴染んでしっくりきます。ネタの検索もしやすいし。
今後の刊行ペースはどうなるのでしょう? 売れたら続巻発売とか? まさかね。出ますよね。

因みに作者のHEROさんのホームページはこちらの
「読解アヘン」。刊行済みの話も未掲載の話も公開中です。
また、ガンガンONLINEでも「浅尾さんと倉田くん」連載中。他の掲載作と違って、ビューワー使わなくてもブラウザのまま閲覧できるので読みやすいです。


1巻の話ガン無視で仙石の話しかしてませんね。
でも大丈夫。2巻からは仙石も仲間だから(仲間になって戦力下がるライバルキャラみたいなアレで)。

あとこれ、Amazonで見つけたイメージ画像。
堀宮2

ピンキーっぽくて可愛いです。



日常 1~3 あらゐけいいち

2008年10月22日 23:00

nitijyou

日常。それは平凡な毎日。変わらぬ平凡な日々。
少なくとも自分の日常で教室に鹿がいたことはなかったがな!

そんな、通常の日常から5,6歩外れた場所にあるのがあらゐけいいち氏の作品「日常」。少年エースにて絶賛連載中。
「日常」とか言う割に不条理なギャグ漫画。なんというか、評価に困る。

相生裕子:ツッコミ。挨拶は「スラマッパギ」。愛称はゆっこ。本当はボケたい。素で馬鹿。
長野原みお:驚き役。常識人と思ってたら変な設定でるわでるわ。笹原先輩LOVE。
水上麻衣:無口でメガネなツッコミ容姿の癖にボケ。切れ味の鋭さは他の追随を許さない。

上記3名がメイン。多分。
その他にロボと博士と猫のトリオ、笹原先輩と立花みさとの過激ツッコミコンビなどがいる。

1巻の表紙を捲れば、初っ端から背中にネジ回し背負った女子高生ロボ・東雲なの。曲がり角で人とぶつかった拍子にこけしや赤ベコやシャケやロケットパンチを繰り出してしまうおっちょこちょいの彼女は、どう見ても幼女な博士につけられた変てこギミックで盛り沢山。
右腕には豆鉄砲、左腕にはちくわを装備。左腕の肘にはロールケーキ内臓、おでこからは甘食が格納されている。味も分かるし痛覚もある。ちなみに背中のネジ回しを回すと左足の親指が飛ぶ(USB端子)。
全部その時限りの設定かと思ったらちゃんと話が進んでも残ってるし。

何を言ってるか分からなくなったら、一旦深呼吸して落ち着いてください。
こっちだってどこをどう評価したらいいのか分からない。
ただ、センスに溢れているのは間違いない。
そんじょそこらのインコを捕まえて、

「コノカラダニモ ダイブ ナレテキタゾ」

なんて言葉覚えさせるとは。脱帽だ。

1巻はまだいい。まだ耐えられる。しかし、2巻を書店で立ち読みするのだけは辞めるんだ。
耐えられない!
特に25話でエレベーターに閉じ込められた3人娘と、27&28話で本気出した麻衣の猛攻撃。
吹きます。
噴出しは少ないけど、自分が噴出すぜ。


正直すまんかった。
「日常」の一部分を切り出して紹介しようとしても伝わらないこの噴出す面白さ。通して読まなきゃネタが成立しないのでどうにもこうにもレビューしにくい。
「そんなもん取り上げんなよ」と言うツッコミに対して、もう一度誤らせて欲しい。

正直すまんかった。

注)この漫画は上級者向けです。
  購入して読まれる方は覚悟なされよ。






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。