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人類は衰退しました 4 田中ロミオ

2008年12月27日 23:59

人類は衰退しました_4

人類は衰退しました。
科学技術は失われ、都市は放棄され、生活圏も縮小。
人間、いわゆるホモ・サピエンスは人類の座を失いました。
そして現れた新人類を人間達旧人類は「妖精さん」と呼びます。

「人類は衰退しました」待望の4巻が発売です。

タイトルからして「人類は衰退しました」で、実際人間と言う種はのっぴきならない事態に直面しているわけですが、コメディーです。たまにシリアスだったり命の危機だったりアイデンティティーの崩壊だったりに遭うこともありますが、コメディーです。

前巻はちょいとシリアス色が強めでしたが、今巻では月を前半期・後半期に分けた短編2編の報告形式に戻り、内容も1・2巻のゆる~い日常(ないし非日常)に戻りました。大きさにして10cm程度のかわいい妖精さん達と触れ合い、彼らの非科学的な超科学力(矛盾してますけど)によってもたらされる大事を妖精さんの力で解決していきます。
やっぱりこの物語は妖精さんあってこそですね。彼らがわらわらと集まって楽しい事を始めたときのほのぼの感がたまりません。
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AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ 田中ロミオ

2008年09月22日 23:45

表紙はローブを纏う魔導師少女。
見るからにファンタジー。
ときめくカバーの紹介文。

「情報体の干渉は、プロテクトを持たない現象界人には防ぐことはできない」「何いってんだかわかんねーよ」実はだいたい理解できていた。

期待に胸膨らむ。

田中ロミオ氏のガガガ文庫4冊目、
"AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~"
前三冊"人類は衰退しました ①~③"で妖精たちとのほんわか不思議ストーリーを提供してくれた著者は今作でどのような冒険譚を読ませてくれるのか。

ネタバレしないように感想書くのが難しい話だなー。


主人公は佐藤一郎。通称メンズ(男の佐藤だから)。
ヒロインは佐藤良子。通称レディス(女の佐藤だから)。

メンズは中学生までは家族に迷惑をかけて暴走していたが、普通の男子生徒として更正し、高校デビュー(不良やモテ男でなく、一般人として)を果たしたばかり。
数学の教科書を教室に忘れたメンズは、翌日提出の宿題を片付けるため夜の学校へ。

そこで、青の魔女と出会う。

幻惑のステージに立つ美しき魔女。彼女の名前は佐藤良子。
魔女は彼女の言う「現象界」で、「竜端子」なる多機能デバイスを回収していた。
偶然にも関わりを得たメンズ佐藤は、青の魔女に対し協力を申し出る。
一度は自ら協力を申し出たメンズだが、その申し出はすぐに反故され破棄される。
その理由はメンズの過去、家族に迷惑をかけ悲しませた中学時代にあった。
しかし、メンズの思いを裏切るように事態は進み、魔女を中心とした勢力と魔女を否定する勢力がぶつかり合うこととなる。


メンズは半ば強制されたとはいえ、再び魔女サイドに立ち「竜端子」探索及び魔女の生活に助力する。否定しても理解できてしまう「魔女の事情」に心傷つきながらも。
メンズサイドに立てば過去から学び一貫した主義を貫いている。行動ではなく、心の持ち様として。
だが、否定派のサイドに立てば、一読者としてその主義も理解できる。異端や特例を認めてしまえば、平等が死ぬ。一部の特例のために、規則をまじめに守る側が相対的な不利益を被るためだ。
作中での否定派の行動理由には、気に食わない、という単純な一面も垣間見える。けれど、衝突するための理由としては十分だし、我慢する理由もない。
否定派の、最後の最後に漏れた言葉。

「……ひきょうだぁ」

気持ち、分かるなぁ。

大団円だけど!
一人だけ円から外れてるのが! 寂しい!

大島頑張れ。
大島超頑張れ。

(ネタバレ反転)
ちなみにこの話、ファンタジーじゃないです。
読めばすぐ分かることだけれども。





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