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「母を訪ねて……」 うさぎドロップ 5~8 宇仁田ゆみ

2011年05月13日 22:18

うさぎドロップ_5うさぎドロップ_8

河内大吉に引き取られて十年。
少女だった鹿賀りんは立派な女子高生に育っていた。

恋愛と、家族と、ルーツを求めた少女の成長物語「うさぎドロップ」5~8巻の感想です。

1~4巻の感想はこちらから。

なお、本作は雑誌・フィール・ヤングでは既に完結しており、最終巻となる9巻は今年の7月28日に発売となります。また、今後は同誌上で番外編を描いていくとのこと。誰の物語がピックアップされて描かれるのか、非常に楽しみです。

以下、感想です。
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「これも親バカってことなのかね」 うさぎドロップ 1~4 宇仁田ゆみ

2011年05月10日 22:13

うさぎドロップ_1うさぎドロップ_4

祖父の隠し子を引き取って、男一匹・河内大吉、子育て人生の始まりである。

三十男の子育て奮闘記「うさぎドロップ」1~4巻の感想です。

松山ケンイチ主演、芦田愛菜が子役出演の映画が8月に公開されるということで何かと話題に上る「うさぎドロップ」。ちなみに映画に先駆けて7月から「ノイタミナ」枠でのアニメ放送も決定しています。

現在原作コミックスは8巻まで発売されていますが、今回はそのうちの4巻までの感想です。
というのも、本作は4巻までと5巻以降で話ががらっと変わってくるためです。

1~4巻までは主人公・河内大吉が祖父の隠し子である鹿賀りん(6歳)を引き取り、馴れない子育てに悪戦苦闘する話。
そして5巻以降は打って変わって、10年後。成長したりん(16歳)が恋愛のこと、家族のことなどから自分自身に向き合っていく成長物語。

以下、感想です。
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桜の森の満開の下 坂口安吾

2009年02月06日 23:45

桜の森の満開の下【新釈】走れメロス

昭和の文豪であり幅広く活躍した無頼派の作家・坂口安吾氏が書いた「桜の森の満開の下」。
実はイメージに挙げている単行本ではなく文庫版の「堕落論」(集英社文庫)に収録されているものを読みました。
いつもは短編集でも一冊読みきり、その本のレビューを行うのですが、今回はその中の一作のみを挙げます。
と、言うもの、過去に森見登美彦氏の「【新釈】走れメロス 他四篇」を読んだ際、坂口安吾氏の同名作を題材とした「桜の森の満開の下」だけが原作未読であり、十分な感想が書けなかったためです。
(他の作品がちゃんと書けてたかはさておき)

「【新釈】走れメロス 他四篇」の感想はこちらから。

森見登美彦作「桜の森の満開の下」は、ある女性との出会いを機に男が変わり、成功を収める物語。しかし、かつて捨ててきたものの素晴らしさを思い返し、取り戻すために「今」を捨てたとき、結果全てを失う事になった空虚な物語。
彼に確固たる意思はなく、けれど郷愁に抗う術もなく、緩やかに独りに戻っていきます。

原作を読み、なるほど、と感じ入りました。
原作から読んでいれば、この物語にまた違った思い入れが出来たであろう、と。

以下、原作の感想です。
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【新釈】走れメロス 他四篇 森見登美彦

2008年12月25日 23:59

【新釈】走れメロス

京都と京大と四畳半の部屋を舞台に男達のむさ苦しくも汗臭い物語を得意とする著者が、日本文学の名作を題材に記した物語「【新釈】走れメロス 他四篇」をご紹介。

題材となった作品は表紙に読める通り、以下の5作。

・三月記
著者は中島敦。清の「人虎伝」を元に、ある男の自尊心と捨てきれない執着から生まれた悲劇を描く。

・藪の中
著者は芥川龍之介。「今昔物語集」の説話を元にした、ある殺人事件に対する7人の男女の証言や告白を書く。物語は迷宮入りし、転じてその事を「藪の中」と呼ぶようになった程の作品。

・走れメロス
著者は太宰治。ドイツの古典主義作家フリードリヒ・フォン・シラーの詩『人質』を元にした、人質となった友人のために昼夜を走り己の死刑の場に戻り、暴君ディオニス王に信じる心を取り戻させるという感動話。

・桜の森の満開の下
著者は坂口安吾。桜の花の下では人の気が触れる、と恐れられていた時代、ある山賊が魔性の女と出会い、彼女の言うままに犯罪を犯し、最後には女共々消えてしまう……らしいのですが、ごめんなさい、原作読んだ事無いです。

・百物語
著者は森鴎外。百物語の集いの場に呼ばれた森鴎外自身が、主催者である飾磨屋と言う男について想像し、観察し、考えると言う話。

「桜の森の満開の下」は未読であるため原作との比較が出来ませんでしたが、その他の話は元となった話を踏襲し、もしくはパロディー化して森見登美彦節に改変されていました。
この物語を読めば、各々の原作の輪郭がぼんやりと見えてきます。
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