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サナギさん 全6巻 施川ユウキ

2008年10月09日 22:32

週刊少年チャンピオンにて好評を博していたシュールな4コマ漫画「サナギさん」。この度、その最終巻6巻が発売されました。

サナギさんといえば、たまごまごさんのホームページ「たまごまごごはん」を真っ先に思いつきます。最初施川ユウキ氏本人のホームページかと勘違いしてました。

常人が見逃す何気ないことを見つけ出しネタにする作者のセンス。言い回しに「うまい!」と思わせられることが多々あります。

主人公はタイトル通り、サナギさん。ちょっと天然で人見知りしない社交的な娘。ツッコミ。フユちゃんという名の親友がいます。
フユちゃんはおかっぱ黒髪でいつも三角口を開いている娘。毒を吐く。
メインはこの二人ですが、準レギュラーで少年二人も登場します。
見た目不良のタカシ。キレっぽくすぐ手が出る。ツッコミ。
ダウナー系のサダハル。超ネガティブ。笑ってても眉毛下がってる。殴られるけど大体タカシと一緒にいる。
その他、絵本作家を目指すモリカワさん、でっかい男コバヤシ、ポエム少女イマミヤさん、めばえる少年イソヤマ、考える人ハルナさん、etcetc……
個人的にはアレンジパンダが好き。

そんな個性的な面々の中、ピックアップしたいのは主役2人組を差し置いて、踏む少女マナミさん。
何が凄いって、この方、台詞をRPGのラスボスに言わせても通じるんじゃなかろうかって程黒い。
では、彼女の初登場時の台詞をどうぞ。

「一生懸命生きてるアリをね 見てたらね 急に悲しくなって…
 今から私に踏まれるのにね」

涙を流しながらこんなこと言う娘。そして踏む。彼女は踏む。
絶対的な力の差を実感したいがためにアリを踏むマナミさん。彼女にとって踏めないモノも場所もない(1巻で「ネコは踏めない」とか言ってたけど)。

では、最終巻発売記念に彼女の語録を記します。

「花占いだとしてもね 無意味にちぎっただけだとしてもね 花からしたら一緒ね……
 これが 人間ね」

「セミを踏む時は押さえ付けるカンジで軽く踏むね
 足の下で暴れてる感覚を楽しむね」

「親雪だるまの目の前で子雪だるまを踏むね 雪の日の惨劇ね」

「虫を虐げるのはやめたね そっと愛することにしたね
 いまも こうして 愛すべき虫に やさしくそっと 体を預けているね……」
   ブチ… ブチ

「私は覚える時ね それを直接踏んだ感触をイメージしてね 記憶するね
  ぐしゃ グチャ ぐしゃあ ぐちゃあ
  めしゃ ぐにゃ ぐちゃ ぶちぃ ブニャ ぐしゃ
  ブチブチブチブチブチブチ
 …………………五臓六腑 全部覚えたね!」

「私も今風邪ひいてるね
 うつしたら治るっていうからね 猫にうつしてるところね…」

「衝撃を吸収する時計をもらったから踏んでるね
 他にもね 高いところから落としたり 壁に叩きつけたり 車に轢かせたりする予定ね
 時計… 大好きね!」

「口の中が血まみれね
 血の宴 口内宴の始まりね」

「覇王樹(サボテン)をね いつか… いつの日か…
 裸足で踏みつけ完全制覇し 私が覇王になるね!!」

「宇宙船地球号は… 一人乗りね!」

「消防車の下敷きになった瞬間車体の底まで赤く塗装してあるのが見えたね」

「私もよくあらゆる物を見て「鈍器になるんじゃないか?」って思うコトあるね」

「虫も殺さないような顔をして…
 虫を殺す!」

「やってやったね」


最終巻表紙は夕日の中でばいばいするサナギさんとフユちゃん。
これでお別れです。
4年間、ありがとうございました。




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