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「バリモテ伝説 大八木朔」 宙のまにまに 6 柏原麻実

2009年05月13日 23:59

宙のまにまに_6

高校入学初日から年上の彼女を作り、クラスの美少女には思慕の念を寄せられ、文学少女の生徒会長とは密かに心通じ合わせる伝説の男・大八木朔が帰ってきた。
「宙のまにまに」6巻の感想です。

5巻の感想はこちらから。

太陽の下に影あり。
そして大八木の影に江戸川あり。
モテ人生に当てられより一層影を濃くする非モテ人生。

「愛すれど、 愛してくれない 妹たち」

彼の遺した、自らを端的に表す言葉である。
学年が変わり元クラスメートの仲間達からは忘れられ、妹からは謂われ無き暴力を受け、被害を受ける事あらばその対象はいつも彼。今ではすっかり大八木伝説の出歯亀要員と成果ててしまった愛すべき負け犬、江戸川正志。

にぎやかし。

江戸川のための言葉である。
もしくは「強く生きろ」。
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ラブやん 11 田丸浩史

2009年02月01日 21:46

ラブやん_11

ロリ・オタ・プーの三拍子揃った男もいつの間にやら三十路。5年の歳月を経てダメな方向に成長を続ける勇者が遂に独り立ちしました(親の援助有りで)。
愛の天使とはなんたるかを曲解させるための漫画「ラブやん」11巻の発売です。

今回の表紙は黒と白の新キャラ2人組み。黒い方は目つきが悪いのでぱっと見天使と悪魔に見えますが、両方天使です。白い方がシラ、黒い方がクロエ。わー、名が体を表してる。

キューピッド養成学校を卒業したばかりの2人は野心旺盛にカップル作りに励もうと意義込む。が、辿り着いた先は「非モテの人間山脈」大森カズフサ。折角だから、と一度カズフサの担当を任される事になった2人だが、現れるビジョンの対象が何故か腑に落ちない。

「ん~~?
 ん…んー… 何か…可能性のあるビジョンが…ちっちゃい子で………あれ?」
「ああ 俺 ロリだから」

「ああ 俺 ロリだから」

「ああ 俺 ロリだから」


フサさん相変わらず絶好調です。
てか、可能性はあるのね。
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蟲師 全10巻 漆原友紀

2008年11月25日 23:20

蟲師_10

和風文化と幻想的な世界で蠱惑的に人を惹き付ける不思議な物語。
「蟲師」最終10巻の発売です。

主人公が「最終兵器彼女」のシュウちゃんに似てるなと思って買い始めてから早9年。
こんなにはまるとは。
大変面白う御座いました。
漫画版も然ることながら、アニメ版のきれいな彩色や神秘的なEDにも魅せられました。

救いがあったりなかったり、物悲しかったり切なかったり、ほんのり幸せを感じたり喜びの涙を浮かべたり。感情豊かな本作は確かに名作です。読んでて良かった。
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謎の彼女X 4 植芝理一

2008年11月22日 23:59

謎の彼女X_4

アフタヌーン連載、植芝理一作「謎の彼女X」4巻の発売です。

現代ではあるがいつだかよく分からない時の、ごくごく普通の高校生カップル椿明と卜部美琴による健全なお付き合いを描いた本作ですが、なんとも「けしからん」漫画です。
直接的なあれこれは(あんまり)出てこないのに、どうしてこうもけしからんのでしょうか。

キスすらまだな二人がやることといえば、
・よだれを舐めあう
・目をつぶる彼氏の前で裸になる
・夢の中で不意打ちキス
・ドキドキするために一日ノーパン
・彼女のベッドで残り香を嗅ぎながら寝る
・彼氏が帰った後、そのベッドで裸で寝る彼女
・コートの下は水着だけ
・彼女のうなじを撫でる
・彼女の腕を舐める
・太ももに彼氏の名札貼り付けてチラ見せ

ああ、そうか。マニアックだからだ。
妙に艶かしいし。

そんな彼氏彼女が、4巻でもやってくれました。
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おおきく振りかぶって 11 ひぐちアサ

2008年10月25日 23:59

おおきく振りかぶって

スポーツ物はあまり読んだりしないのですが、たまに見ると面白くてそのまま引き込まれる事があります。
本作、「おおきく振りかぶって」もその一つ。きっかけはアニメ。
TV効果は凄いですね。見やすいし、分かりやすいし、全国区だと知名度は一気に上がるし。

主人公・三橋廉は中学時代、祖父の経営する三星学園でひいきを受け野球部のエース・投手を3年間務めた。そのせいでチームメイトに無視され負け続けた中学時代。
高校進学の際に逃げ出した先、他県の西浦高校では野球を辞めるつもりでいたが、軟式から硬式になって初年度の西浦高校野球部に捕まり、もう一度投手としてマウンドに立つ。
自己評価の極めて低い三橋だが、遅い球速を補って余りある5つの球種(まっすぐ、速いまっすぐ、カーブ、シュート、スライダー。本当はもう一個あるらしいけど未だ不明)と、プロでも出来ない9分割のストライクゾーン投げ分けで次々とバッターを打ち破っていく。それは三橋だけの力ではなく、捕手・阿部隆也の分析力と組立てに因るところも大きい。
硬式一年目。選手は1年生のみ、10人。顧問は野球に詳しくない、監督は女。
聞けば逆境だらけのような状況だが、理論的・合理的な練習方法や熱意と技術に優れた監督の指導などにより、夏の高校野球で快進撃を遂げていく。
初戦から去年の甲子園出場・桐青高校とぶつかり、5対4で辛くも打ち破る(アニメはここまで)。

三橋のマウンドにかける執念(沖曰く「投球中毒」)は異常。中学時代罵られても無視されても腕を折られそうになってもマウンドを降りなかった3年間。それは西浦高校に入ってからも同じで、「わがままが通じないのがいい」と言っていざとなれば替わると口にしているが、桐青高校との試合で握力が落ちシュートを投げ損じた後も、執念で立ち上がり続投し続けた(阿部も監督も本気で替えるつもりはなかったが)。
我侭にも取れる態度だが、「マウンドを譲りたくないのは投手として長所」と安部に評されている。それは安部がかつて組んでいた投手が80球で必ずマウンドを降りることに反発しての言葉でもあったが、三橋が安部を信頼し、高校でも投げ続けるきっかけとなっている。
ただ、西浦高校のちゃんとした投手はまだ三橋しかいない事から、最近の話では安部も大分過保護になってきている。「三橋が故障=夏大会の終了」が安部の頭の中にあるらしく、三橋の体調管理にまで口を出し過ぎている感があり、口調の厳しさから三橋に恐れられてもいる(他の選手とは仲いいのに自分は怖がられている事から、この事は安部のプチトラウマにもなっている)。

で、ここから11巻の話も入ってきます。ネタバレもあるよ。

三橋と安部の歪な関係は安部の父からも指摘され、11巻ではお互いの内心の描写により、通じ合っているようですれ違っている点が強調されている。安部自身も内心、三橋と自分の関係はおかしい、と考えてはいるものの、三橋がどーもこーもな性格のためなかなか改善できないでいる。一方で、自分の気持ちは三橋に通じている、と過信しているところもあるため、改善のための起点にもなれていない。

西浦高校は勝ち進み、次は5回戦。相手は美丞大狭山高校。
桐青高校を打ち破った西浦に対し、美丞大は情報分析し、三橋を打ち破る算段を立てる。
安部の分析力、三橋のコントロール力を逆手に取り、投球の組立てに投手の考えが介在しないという隙を突いて初回から3点のリード。

次巻からは1回の裏・西浦高校の反撃が始まるのだが、予告を見る限り苦戦を強いられる様子。


勝つか負けるかの展開ももちろん大切ですが、今巻での件は三橋と安部の関係性改善のきっかけとなりそう。過保護と依存の一方行的な関係から、両方向の信頼関係に発展できればいいのですが。
「投手なんてみんな我が強くてキズつきやすい」と言う安部自身も十分我が強くてクセのある人間なわけで。やろうと思って上手くいくわけでもないんでしょうなぁ。



リトルジャンパー 全7巻 高田裕三

2008年09月26日 00:22

時をかける少年、完結です。

著者の作で有名なのはヤングマガジンで連載してた3x3EYESですが、アフタヌーン連載作である本書はどれだけの方がご存知でしょう。
意外とマイナー。知らない人は全く知らない。なんてもったいない!

面白かったよ!
リトルジャンパー面白かったよー!
山登って叫びたいね!

空から落ちてきた女の子は未来から来た娘でした。
やりたいことの見つからない主人公・一ノ瀬弘樹はそのインパクトにグッと来た。
一方、お父さん大嫌いと宣う千毬は、難病の母を助けるために十七年後の未来から来たのでした。
ところがどっこい、母親の本名も旧姓も実家の住所も知らない千毬は勢いタイムジャンプしてきた過去で立ち往生してしまう。
馬鹿は一ノ瀬家の遺伝なのだ。
果たして千毬は母親を見つけ出し助けることができるのか!?
下心一杯の弘樹と共に、千毬は母親探しに東奔西走するのであった。

以上、1巻あらすじ。

大きく分けると以下の3章構成。
 1-3(中盤)巻が現代編
 3(後半)-5巻が未来編
 6-7巻がミッシング・ゼロ編

始めは流されるままの優柔不断な馬鹿、一ノ瀬弘樹が捕らわれたり逃げ出したり巻き込まれたり死ぬのが怖くてやっぱり逃げたりヤンデレに愛されたり娘に嫌われたくなくて逃げようとしてしくじったり勘違いしたりする成長の物語。
・・・間違えました。成長してなかった。

絵面で見ると1巻と7巻じゃ大分りりしさが違うわけですが、それもそのはず。彼は生まれ変わったのです。
立派な親馬鹿として!
娘大好き!

わー、こいつは大変な変態だ。

面白いのに何故かマイナーな本作、「完結したし、読んでみようかな」って人もいるだろうし、今は多くを語りますまい。
また今度、1-7巻じっくり読み返した後でレビューを書くとしましょう。

お父さんは弱くて意気地もないけれど、愛する娘のためならがんばれるのだ。
そういう当たり前の強さを教えてくれる話。

続きはまた今度!





宙のまにまに ⑤ 柏原麻実

2008年09月24日 23:35

天文学青春漫画の5巻発売。
無限の住人と同じ雑誌に載ってるとは思えないほどのほんわかぶりです。
(無限の住人は作中ちょびっと出てくる)

くせ毛の美少女・蒔田姫は強敵・明野美星(お姉さん的な幼馴染のちびっ子)を押しのけて想い人・大八木朔と恋仲になることはできるのか!? がメインストーリー(嘘や)の本作ですが、今巻ではちょこっと外れましょう。

3年生の卒業、新入生の勧誘、地学部復活騒動、そして皆でバイトして手に入れた理想の望遠鏡・テレスコ君。彼らは対に、星猛者サンクチュリアにてキャシー・レヴィー彗星を目の当たりにするのだった。晴子照れちゃう☆

以上が5巻のあらすじ。
うん、大体合ってる。


それはさておき、注目すべきは卒業してしまった蒼栄高校三年生、路万部長。
そして同じく野木城高校三年生、近江部長。

2人の出会いは幼いに頃所属していた天文クラブ。見たかった天の川も期待外れ、と退屈していた近江に星の神話を語る路万。それをきっかけに近江は星への興味を持ち始めるが、路万は体調を崩し天文クラブを辞めてしまう。
それから数年後、高一の秋。近江が蒼栄高校の文化祭で見かけたのは、地学部の受付でしょんぼりとする路万だった。
再会はそこから更に2年後、蒼栄高校の地学部が路万始めとする部員たちの手で天文学部へと生まれ変わった後。近江が所属する野木城高校主催の県内高校天文ネットワーク(高天ネット)秋季観測会の場で。
近江に対しはじめましてと挨拶する路万。

「……はじめまして?
 ほんっとーーにはじめまして?」

路万、吐血。

そこからが積極的な近江は、路万と二人で予備校にも通うほどの仲になり、同じ大学を目指す。
受験の緊張から体を壊し食欲のない路万を、少しずつなら食べられるかも、と食事に誘う。
更に健康と長寿の星・カノープスを見せて路万を元気付ける。

「ありがとう、近江さん……。でもどうして……こんなによくしてくださるのですか…?」
「それ…私に言わせる気?」


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たまらんな!

そして二人は同じ大学へ。
作中明言されてませんが、57頁作者のメッセージに一言。

近江さん
初恋を叶えました。


ローリング ローリング
若い青春 恥かし悶える

この二人が幸せだと見てるこっちも安心できる。
末永くお幸せに。


それにしても路万部長、最後まで吐血で締めてたな……。






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